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Panasonic G8 のハンドストラップ(自作)

2017年 01月 04日
いつの世代からLumixのストラップ幅が拡がったのか知らないのですが、G8に着いて来たストラップは35mm幅のしっかりしたものでした。 新しい機種を使い始めたら、ストラップをハンドストラップに改造するのが、私のやり方になっています。

望遠やマクロなど三脚を使う場合に、普通のストラップはひっかけて三脚を倒す恐れがあります。 また、バック収納の邪魔になり、首からカメラをかけて持ち運ぶ方法は何かにぶつけそうです。 そんなわけで、デジタル以降のカメラはハンドストラップを使って来ました。 EOS7Dも5Dも、片側ストラップでぶら下げても充分に強度があります。 そもそも普通は右手でカメラをグリップしていて、万が一手を滑らせた時の保険ですから。


私流ですがハンドストラップは手が通るぎりぎりの径がベストと思っています。 昔は、必ず手首まで通して、その上でカメラをグリップしていましたが、今は親指は通さずに、カメラとストラップを一緒に握る様な持ち方が多くなりました。

G8のストラップは、ちょうど真ん中で半分に切り、更に手の大きさに合せて少し切って適当な径になりました。 よほど手が大きな人でなければ、添付のストラップは2本のハンドストラップを作れる長さがあります。 ストラップの径をどの程度にするか、縫い代で径が小さくなる分も考慮して、慎重に最適な長さに切る事が肝心です。

適当な長さに切ったら、ストラップの断端のホツレを防ぐために、熱で処理します。 私はライターであぶって断端を溶かしますが、ちょっと練習すれば要領が判ります。 余り火に近いと燃え始めるので、火を近付けたり遠ざけたりして適度に溶かし、後は自然に冷やします。

下図は、ストラップの縫い合わせの位置や範囲を示したものです。

Panasonic G8 のハンドストラップ(自作)_b0174191_17102697.jpg

ミシンが使える人は楽ですが、私は手作業で縫います。 太めの糸を使い、心配なら何重にも重ねて縫うといいです。 縫い合わせの剥離は、最悪でも少しずつほどけるので弱くなれば判ります。 実際には、私は一度も縫い合わせが剥がれた事はありません。

下は、実際に仕上がったハンドストラップと、元のストラッブの余った残り半分です。

Panasonic G8 のハンドストラップ(自作)_b0174191_17364997.jpg

ハンドストラップのカメラへの取付けは、普通のストラッブと同様ですが、細紐の長さは「8の字具」「0の字具」が使える長さで充分です。 カメラに細紐を通して8の字具から引き出し、適当に余裕を残して切ってしまいます。 下は固定部分の状態です。

Panasonic G8 のハンドストラップ(自作)_b0174191_18080858.jpg

細紐を切った断端も、先と同様にライターの火などでホツレ防止の処理をします。
以上でハンドストラップの完成です。

Panasonic G8 のハンドストラップ(自作)_b0174191_18103363.jpg

もちろん、このアレンジは殆どのメーカーのストラップで可能でしょう。 私は、いっそブランド名入りハンドストラップを出すメーカーがいたら面白いと思います。 紐の固定具ももうひとひねりして帯端に固定するとか。 まあ、それはサードパーティに仕事の余裕を与える配慮が働くのかもしれませんが。




by Ataron | 2017-01-04 18:21 | 撮影機材/技術 | Trackback | Comments(0)
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