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原付で大型三脚を運ぶ (5) ケース先頭部

2009年 05月 04日
ケース本体の先端部は、バイクのハンドル部の付け根あたりに噛み合わせる構造のため、形が少し複雑になる。なるべく正確にフィットさせるため、型紙を作ってバイクの形状を採形した。
原付で大型三脚を運ぶ (5) ケース先頭部_b0174191_16511874.jpg
①最初に採形した段階。この紙型から更に正確な型紙を起こした。
②加工する先端にその型紙を仮付けして、カットラインを描こうとしているところ。反対側は型紙を裏がえして描いた。
③カットラインに沿ってジグソーで切り出した。これをヤスリがけし、最後にバイクの目的個所に当て、ヤスリがけの修正をしながら完成させた。

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原付で大型三脚を運ぶ (5) ケース先頭部_b0174191_1761327.jpgケース先頭部分は補強とバイクへの取付けのために、円筒に蓋をする構造だ。蓋に使う塩ビ板は、余ったパイプ材を切って熱処理して作った。ストーブで柔らかくした塩ビ材を木板に挟んで体重で圧迫したが、平面性が悪ければやり直しが効き、誰にも簡単に出来るものだ。

その塩ビ板から糸鋸で円蓋を切り出し、ヤスリがけで先端部にぴたりとはまるまで削った。


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原付で大型三脚を運ぶ (5) ケース先頭部_b0174191_1716436.jpg収納できる三脚の長さを出来るだけ確保するために、ケースの前部と尾部はかなり窮屈だ。ハッチ開口の先頭側は、ハッチ留(ハッチが中に落ち込まない様にする当り部品)すれすれに三脚を収納するので、ハッチ留めは微妙な形状をしている。
ハッチ留は、実は円筒の先頭部の冠状補強材の一部で、下の写真の青色の部分になる。この補強材は、前面部蓋を円筒に対して少し斜めに固定する役目もあるので、前方は斜傾した形状に整形している。
原付で大型三脚を運ぶ (5) ケース先頭部_b0174191_1719660.jpg
冠状補強材やハッチ後部側のハッチ留などを、円筒の内側に固定したが、これには接着剤とタッピングネジを使用した。ネジ穴を表に貫通しない様に空ける作業はドリルが使えない。
原付で大型三脚を運ぶ (5) ケース先頭部_b0174191_17252329.jpgギアを用いたL字のドリルアダブターがあるが、ここは節約して手持ちのチャックとオフセットラチェットで済ませた。刃先はストッパーを付けて穴の深さを制限している。
by Ataron | 2009-05-04 17:28 | 原付車載三脚ケース | Trackback | Comments(0)
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