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原付で大型三脚を運ぶ (7) ハッチのロック機構

2009年 05月 04日
蝶番で固定してハッチを閉じてみると、閉じ口の面が合わないことがはっきりした。許容ぎりぎりだが、本体側の面がハッチ面より4mm程度低い。前述の管を切った事に始まる悩ましい問題だ。

運送時、ハッチをバンド等で縛ってもよいと後回しにしていたが、この歪みの補正を兼ねたロック機構を作ることにした。 要点は、強度のあるカンヌキを通して、この段差を補正させるところだ。ハッチ側から出たカンヌキが、本体面の下へもぐり込みながら、少し沈んだ面を押し上げる様に働き、面が揃ったところでロックする構造だ。
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上は、図面と部品を一部そろえたところ。写真では判らないが、カンヌキの先端が段差を乗越え易い様に、ノミの刃の様に片面をテーパー状に整形している。 バネは適当なものが入手し難い。結局、東急ハンズで板バネを、コイル状の押しバネはホームセンターで入手した。板バネは、アンロック時にハッチを開け易くするもの。

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b0174191_1845488.jpgロック機構は、歪みに逆らって面を保持するので、ある程度強度が要る。また、不必要に厚みがあると三脚の収納を邪魔するので、アルミ板と鉄のプレートを裏面材として使う事にした。アルミ板の曲げ加工で、管の曲面にあわせたアールを作るのに苦労した。最初は駐車場の溝蓋の隙間に挟んで少しずつずらしながら曲げた。仕上げは、管片を椀向きに敷き、その上に載せたアルミ板を木板の角で押し、上から金槌で叩いた。窪み型と、押し型で挟んで叩くのが正解だろうが、なんとかクリアー。アルミ板は1.5mm厚だ、2mmにしなくて良かった。xx;


下は細かいパーツを切り出した所。スライドする部品が多いので、切断面をなるべく正確にし、整形には注意している。
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b0174191_18582854.jpgロック機構でハッチ側はカンヌキを送り出す部分を受け持つ。カンヌキのツマミに指をかけてスライドさせるが、ツマミをケースの表面より高くさせないデザインとした。

ハッチに長方形の穴をあけ、その窪みの中でツマミが移動するギミックを構成する。正確に四角い穴を造るために、ハッチに細いドライバーの先でキズをつけて位置を下書きして穴加工した。

ジグソーで大まかに穴をあけた後、このラインにヤスリで近づけ、最後に部品を合わせてヤスリ整形で完成させた。下は完成したカンヌキ部分。
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次に、カンヌキを受ける側のロック部を一部組んで、部品の寸法や位置を確認しながら作業を進めた。円柱状に部品が構成されるので、こういう合わせを常にしないと、工作誤差に気付き難い。
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ロック機構の本体側は、カンヌキを受けてロック固定する部分で、ハッチ側より複雑だ。本体側にもアンロックツマミが嵌る穴を造り、受け側の部品を取り付けてテストしたところ、アンロックツマミの動きに抵抗があるのが判った。このツマミの両側に付いているスプリングが6mm径で、パイプ材の厚さ約5.5mmの間に挟み込んでいるため、無理が生じていた。

そこで、スプリング周囲に余裕をつくるために、0.5mm厚のプラ板をスペーサーとして切り出した。
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写真は、本体側の全ての部品を揃えたところ。透明な板が新たに追加したスペーサー。右上はスプリングの実装状態。下の写真は、完成した本体側ロック機構をカンヌキの側から見たところだ。
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b0174191_19294977.jpgスペーサーの追加でツマミの動作がスムーズになり、ロック、アンロックが上手く行える様になった。
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by Ataron | 2009-05-04 19:40 | 原付車載三脚ケース | Comments(0)
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