Panasonic Lumix G シリーズは大変にマニアライクなカメラで、ユーザーの中にはレンズのマウント部改造までされている人もいる様です。 私の場合、G1の本体の改造を考えていて、その目的で筐体を開ける方法を調べました。 ネット上には本体の分解写真などが散見されます。
こういうのを参考にしましたが、なんとか背面を開くことが出来たので、その手順を紹介します。 G1本体の内部にアプローチしたい方は参考にしてください。
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下は、G1筐体の背部を開くために、外す必要のあるネジの場所を一覧したものです。中央下の背面図に全てのポイントが記入されていますので、上の左右(側面)は補足説明と考えると判り易いでしょう。
〔背部筐体の開放手順〕
①あらかじめ、本体からレンズ、バッテリー、メモリー等を全て外しておきます。
②最初にアイカップをはずすために、アイカップゴムの下面の2本のネジ(CL,CR)を外します。
アイカップは上縁の2個の爪で本体側に掛けられています。上の写真を参考に爪を折らない様に外します。
③アイカップが外れると、下の様にEVFフインダーの両肩位置にあるネジが2本見えます。(赤印 EL,ER) この2本のネジ(長い)を外します。
ネジは多種のものが使用されていて、元の場所を忘れる可能性があります。 紙に見取り図を描いて、その上に貼り付けて行くと、紛失や間違いをなくせます。
④次は左右の側面にあるネジ(S)を6本外します。場所によって長さが違いますから注意。
⑤更に、底面にある背部筐体側のネジ(G)の3本を外します。 底面には三脚穴より前方に、前部筐体側の3本のネジがありますが、外す必要はありません。
⑥以上で、背部の筐体は本体から分離することが出来ます。 無理な力を加えない様に、背部筐体の全体を少しずつ本体から浮かせて行きます。 周囲のハッチを開いて指をかけ、少しずつ開くのが良いと思います。
上の写真の様に1対の細いリード線と、2枚のフレキシブル基板が本体と繋がっていますから、開く際と開いた後にも、これらに無理な力をかけないよう注意します。
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現在、ここまで分解で到達しました。 この後の改造方針の考察中です。