Studio TA Subsite の案内とお知らせ

Breakfast in America(ブレックファスト・イン・アメリカ)/ Supertramp(和訳)

2015年 06月 10日
名前が出て来ずに困るのに、しっかり脳に貼り付いているこの曲。 70年末頃のチャートを探すとほどなく見つかりました。 なんと記憶力の悪い私だ。

この「Breakfast in America」のヒットで世界的に有名になったSupertramp(スーパートランプ)、他にもすばらしい曲を発表しています。 無視できないのでリンクを入れときます。
  It's Raining Again
  The Logical Song
  Give a Little Bit

さてこの曲の詞、皮肉っぽい冗談に青年のアメリカへの憧れをまぶした内容なのですね。 クールなサウンド、アイロニカルなクラリネットの響きが独特です。



 
          Breakfast in America
                  / Supertramp 1979
                   Written by Richard Davies, Roger Hodgson
 

Take a look at my girlfriend
She's the only one I got
Not much of a girlfriend
I've never seem to get a lot

Take a jumbo across the water
Like to see America
See the girls in California
I'm hoping it's going to come true
But there's not a lot I can do

Could we have kippers for breakfast
Mummy dear, Mummy dear
They got to have 'em in Texas
'Cos everyone's a millionaire

I'm a winner, I'm a sinner
Do you want my autograph?
I'm a loser, what a joker
I'm playing my jokes upon you
While there's nothing better to do
Hey

Papararam pano daram no no no
Papararam pano daram no no no
Na na na nana na na na

Don't you look at my girlfriend
She's the only one I got
Not much of a girlfriend
I've never seem to get a lot

Take a jumbo cross the water
Like to see America
See the girls in California
I'm hoping it's going to come true
But there's not a lot I can do
Hey

Papararam pano daram no no no
Papararam pano daram no no no
Hey aham
Hey aham
Hey aham ...


 
僕の彼女を見てよ
僕が手に入れたのは彼女だけ
大した彼女でもないさ
僕はちっともモテそうになかったし

ジャンボで海を渡って
アメリカを見てみたいね
カリフォルニアの女の子を見たいもんだ
それが本当になればいいんだけど
でも僕には殆どありえないこと

朝食は魚の開きを出してほしいよね
ママだいちゅき、干物だいちゅき
あちらじゃテキサスまで食べに行くんだぜ
みんな億万長者だからさ

私は優勝者、わたし罪人
私のサイン 欲しいですか?
私は敗者、なんとまたジョーカーだ
ジョークでからかってるんだよん
ほかにする事もなくってね
ヘイ

パパララン~



僕の彼女を見ないのかい
僕が手に入れたのは彼女だけ
大した彼女でもないさ
僕はちっともモテそうになかったし

ジャンボで海を渡って
アメリカを見てみたいね
カリフォルニアの女の子を見たいもんだ
それが本当になればいいんだけど
でも僕には殆どありえないこと
ヘイ

パパララン~




〔訳注〕
(第3節)
Could we have kippers for breakfast
この曲のテーマとも言うべきシニカルな饒舌が、ここから始まります。
「朝食にはキッパーズを出していただけます?」と、ホテルに着いて言う様な、少し丁寧な言い方。 キッパー(ニシンの燻製)は英国では定番の朝食、でも米国ではとても場違いなはず。 語り手の自虐のまじった空想。
Mummy dear, Mummy dear
「Mummy dear」は母親への幼児の呼びかけです。 しかし「mummy」はミイラとか干からびた物という意味があり、「干物だいちゅき」というギャグでしょうね。
They got to have 'em in Texas 'Cos everyone's a millionaire
「'em」は「them」の略で「kippers」を指しますが、Texas Hold'em(テキサス・ホールデム)にひっ掛けている様な気がします。 Texas Hold'em はポーカーの有名なやり方、「ホールデムって言うぐらいで、テキサスまでキッパーを食べに行くんだわ、むこうは富豪ばかしだから」という感じでは。 最近の日本人は、香川県までうどんを食べに行きますね。

(第4節)
饒舌な言葉の遊びは、最後に
While there's nothing better to do
と、ヒマで何処にも行けないむなしさを呈して終わります。 いくら冗談めかしても、アメリカへの憧れは強かったのです。

Songfacts / Breakfast In America
に、この曲のことが書かれていました。

Roger Hodgson がこの曲を書いたのは10代の終わり、まだ英国に住んでいた時代です。 アメリカに渡って有名になることを夢見る英国の若者のことが描かれていて、スーパートランプは実際にこれをなしとげたのです。

Roger は、自らをこの詞の若者に重ね、気まぐれな気分で作ったそうです。
以下は彼の語ったことです:
「playing my jokes upon you」の行は、まとめの感じだね。 それは心のくだらないおしゃべりみたいなものだった。 連らなって出て来る戯れの思いつき-そのアイデアを書きとめたんだ。
Beatles がまさにアメリカに渡ったことをよく覚えてるが、僕はそのことに少なからず感動していた。 アメリカに行きたいという僕の夢を、確実に刺激したんだ。 そして明らかに、TVに出て来る華麗なカリフォルニアガールズを見て、うわっ、僕の行きたい場所はここだと思ったね。

Roger は実際にカリフォルニアに渡りました = 彼が移住したのは1973年で、それ以来その地に住んでいます。

英国の若者にとってアメリカが憧れの地だったというのは、私の青年時代に、多くの同世代の仲間が東京に憧れたのと似ているかも知れません。 しかし、ずいぶん時間が経ちました。 英国や日本で、現在の若者達はどう感じているのでしょう?

b0174191_16575941.png




[PR]
by Ataron | 2015-06-10 13:10 | 映画/音楽/本 | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。