神戸三宮駅から南北に伸びるフラワーロード、これは神戸のメインストリートです。 このフラワーロードを海に向かって歩けば、右手に花時計、神戸市役所、そして東遊園地、その南端に大きな噴水と続きます。 東遊園地は今は神戸ルミナリエ会場と言った方が通じるでしょう。
昔の写真を整理していると、1968年の秋頃に神戸の東遊園地周辺を撮影していました。 退色補正に苦労し色が変ですが、当時の面影を少しでも起こせたでしょうか。
①噴水とその周囲のアーチ棚、その下にたたずむ傘の女性、これは撮らねばと思ったのかもしれません。 東遊園地の南端は国道2号線に接し、その南側の阪神高速道路が写っています。
阪神高速ネットワークの変遷を見ると、68年8月は生田川~若宮が部分開通のみです。 当時は高速上に車がまばらで、年中渋滞する今からは想像できません。
②同じ噴水を東向きに撮影しています。 フラワーロードの東側は神戸ニューポートホテルで、円い屋上展望台が印象的です。
ニューポートホテルは1980年代は健在だった情報がありましたが、震災以前に無くなっていた様です。(参考:
神戸ニューポートホテルはいつ取り壊されたか)
このホテルに関しては、以下のリンク先に情報や写真があります。
近代建築図鑑 Memories of Kobe 阪神大震災を記録しつづける会/定点撮影 (2段目、公園の過去の様子が良く判ります)
市民のグラフこうべ より写真を拝借。(1970年撮影で噴水はホテルに隠れてます)
③フラワーロードよりフェンス越しに東遊園地を撮影。 今とは大違いで、ここはサッカーグラウンドみたいなものでした。
西側のレンガ色の建物の後ろに特徴的な背の高い建物が見えます。 これはオリエンタルホテルで、1980年代はこのふもとを通勤していて良く覚えています。 最上部の櫓は灯台だったそうで、ここの屋上ビアホールに行った時も気付きませんでした。 震災で取り壊されて現在の建物に変った様で、以下のリンクに当時の写真があります。
神戸市立博物館 震災と博物館 / オリエンタルホテル何か旧い情報を調べると、1995年震災に繋がりがちです。 でも、暗くなってはいけません。
写真の繋がりを見ると、最後に三宮駅に戻って来て下のコマを撮影しています。 神戸交通センタービルから南に延びるフラワーロードを撮っていて、路面は雨に濡れています。 写っているPENTAXのネオンで思い出しましたが、下はカメラ店でした。 左側はそごう百貨店と思われます。
+
Olympus Pen-FT + F.Zuiko 38mmF1.8 で撮影、画像はクリックで拡大表示します。