5月頃からウチのテラスにハシボソ君が時々現れます。 餌台にパックを出しておくと、半分くらいはチュン達が平らげてしまいますが、残りはハシボソ君が来てさっと取って行きます。 私はカーテンを閉めて、ミラーごしにそっと見ているだけですが、いつも彼は忍者の様に行動するので、周囲の宅には気付かれてないかなと...
と思っていたら、今日は私の心臓をえぐる様な大きな声で、テラスから声がします。 あんまり凄いので、笑ってしまいました。 そっと覗くとやっぱり子供のカラス、今年に生まれて未だ親の面倒が要る幼さです。 どうやら、パックを発見したが、まだ自分では取ることも食べる事もままならないので、親を呼んでいるらしい。
で、すぐに親が来たらしく、パックを取って飛び去り、問題児も後を追って飛び出して行きました。 うーむ、面白い展開。 それは午前中の事で、半日経って夕方にもう一度パックを置くと、上手い具合に彼等の目にとまり、今度は親だけが来てさっと持って行きました。 そして、ハシボソの声が聞こえたので外を見ると、ちょうどパックを近所の屋根の上で家族で分けようとしていました。 パパとママと幼い兄弟の家族です。
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ホントの所、出動したのはパパかもしれませんが、屋根に残っていた方が大きく雄の雰囲気。 公園のママに出会った頃と良く似た番で、パパはもっさりとして強そうだが優柔不断な感じです。
写真では、スクランブル出撃する時に、未だパックの一部を咥えたままです。 すぐに追跡戦になり、どこかへパックを落としたのでしょうね。 子供も居るし、大事な縄張りで敵に少しでも美味しい思いをさせてはならじと、瞬時に沸騰するのは野生の血かな。
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EOS 7D + EF400mm F5.6L で撮影、画像はクリックで拡大表示します。