多くのメジャーブログでSSL化が行われつつある様ですが、エキサイトブログはその直前の段階です。
上記にSSL化による影響が出る部分が、かなり詳しく説明されていますが、なお不明な部分があります。
私が疑問に思っている事は、エキサイトがSSL化しても、もちろん非SSLサイトは存在するわけで、非SSLサイトに対するリンクを本文中に書き込んだ(書き込んでいた)場合に、どうのような扱いになるかと言う問題です。
色々調べると、これに関して参考になりそうな以下のページを見つけました。
最後の方のピンク背景の「重要」という部分を参照ください。 この方の環境では、下手に「//www~」のスキーム無し表記としたら、ブラウザが「遷移先が安全でない」という表示を出す様になったという事です。
良く判らないのは、その後の「
ブラウザに警告が出るのは自分のサイトで呼び出すファイルにhttpアドレスが含まれていた場合で、外部サイトのリンクはhttpアドレスを設定しても警告は出ません」の下線の内容。 私にはピンと来ないのですが、外部サイトのリンクは(無対策の)「http://」のままで警告が出なかった様です。 しかし、
これがエキサイトのシステムにも当てはまるかは不明で、実際のSSL施行を待った方が賢明と思われます。
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もし過去の投稿文内の各所に設置した「http://」表記のリンクが問題となるのなら、これを逐一修正するのは手間のかかる作業です。 上の例の様に、無対策の方が良かったというなら有難いわけです。
一応、最悪の場合のためのチェッカーを考えてみました。 こういう事に簡単に使えるのが Stylist のユーザースタイルシートです。 これはChrome専用の環境で、導入は簡単です。
上のページの
➁枠のURL指定を、
「domain」=「
exblog.jp」
とドメイン指定を使いました。 他の人のブログも調べて見る必要があったので。
➂枠に登録するCSSは以下の簡単なものです。
/* SSL非対応リンクチェッカー */
a[href^="http://"] {
background: red !important;
border: 1px solid red !important; }
img[src^="http://"] {
border: 3px solid red !important; }
白背景のブログなら上の様に「red」の指定で、黒背景のブログでは「white」が目立って良いでしょう。
このチェッカーを働かせると、自分のChromeにだけですが、ページ内の「http://」形式のリンクを赤く表示します。 但し、リンクとして機能するものに限り、単なる「http://」の文字列は対象外です。 また、動画はチェックされない様で、画像は普通の埋め込み方ではチェックされますが、他要素の背景画はチェック出来ません。
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実際のチェックの様子を、私のブログで試してみます。
「タイトル」や「メニュー」項目等、多数のリンクが埋め込まれているのが判ります。 システムによって生成されるリンクは、SSL化後にほぼチェック表示されなくなるはずです。 もしチェック表示が残れば、その理由を調べる必要があるでしょう。
「画像」は下線もしくは枠の形でチェック表示されます。 画像サーバーがSSL化され、SSL化後はチェックが無くなるはずですが、外部の非SSLサイトの画像をリンクして表示している場合はチェック表示が残ります。
「YouTube動画」に関しては、URLが「http://」形でもチェック表示が不能ですが、SSL施行後にどういう扱いになるのか要チェックです。
非SSLサイトへの外部リンクは、最初に書いた様に扱い方が不明です。 メニューの「外部リンク」は、SSL化後にそのまま機能するのではないかと推測されます。 ただ、メモ帳で登録している外部リンクは、「//~」形に書き換えるべきか、その逆かが不明です。 上図の「外部リンク+」は、メモ帳で登録したものですが、早まって「//~」形に書き換えたのでチェック表示がありません。 SSL施行後に書き戻しが必要になる可能性があります。
リッチリンクの対象が非SSLサイトである場合、上図の様にチェック表示されます。 これはユーザーが手の届かない問題ですが、SSL化後にこの様なリンクをクリックした場合、警告が出るのか出ないのかが気になる点です。
単なるテキストの「http://」はチェックされません。 テキスト表記として「エキサイト自身のURL」を書いている場所があれば、これはチェッカーに頼らず探して修正する必要が出て来ます。
「ブログパーツ」はすべて要注意の対象です。 既に利用不可が示されたものもありますが、SSL後に動作のチェックが必要でしょう。 このパーツにはチェッカーが働きません。
上図の様に、投稿文中に配置したリンクが「http://」形なら、チェック表示されます。 これが自ブログや他のエキサイトブログの記事へのリンクなら、修復する必要がありそうに思えます。 ただ、外部リンクで非SSLサイトへのリンクは、どう扱うべきか現在は判りません。
下図は、ブログランキングなどのなどバナーの設置例です。
ランキングサイトなど外部バナーは、SSL対策済みのバナーに早めに切り替えておくべきでしょう。 おそらく過去記事に配置したバナーも、正常な動作を望むなら再編集で貼り直しが必要と思われます。 これは少々大変です。 上図を見た所ではチェッカーが表示を出す様ですが、全ての種類のバナーがチェック可能かは不明です。
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SSL化の後に対策の方針が決まれば、このチェッカーを持ち出すかどうかも決まりそうです。 バナー以外に関しては、投稿文の再編集に着手するのはSSL化後の状態を確認してからの方が良さそうです。