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小型ダットサイトをホットシューで取り付ける  

2009年 04月 29日
超望遠で撮影していると照準器(ダットサイト)が必要と思いだした。一時は簡単でフレキシブルなハリガネ様のポインターの自作を考えた。しかし、ネットを調べると、ダットサイトは、眼を固定の位置に持って行かずにポイント出来て便利そうだ。片眼はダットサイト、片眼はファインダーという技を使う人もいるらしい。
この照準器の起源は軍用(Dot Shight=ダットサイトと発音する)だそうだ。それを真似たエアーガン用のレプリカが作られ、それをまたバードウォッチャー達が流用しだしたのだという。色々な方の機器や製作記事を調べて、しだいに問題点が判って来た。

それは、ダットサイトの取付けに苦労するという事だ。10cm程の長さの標準型(?)はゴテゴテしそうだし、ホットシューの強度も心配だ。三脚の雲台に直結するアームを使用する人も多いが、雲台の上が盆栽みたいになっている人もいる。
アウトドアではフットワークを確保したい。ホットシュー取付け式なら、運搬時や使わない時は簡単に外せて良い。標準の半分位の小型のダットサイトがあるので、それならなんとか強度上も納得できると結論した。

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ホットシューは、カメラにストロボを取付ける所と言えば判り易い。大昔からカメラの共通規格みたいなもんだったが、調べると電気接点は各社各様で、取付け枠の寸法が同じだけみたいだ。

b0174191_15124577.jpgホットシューに取付ける台座の部品は、ジャンクのストロボから頂戴した。ジャンクで入手したのはKakoという過去のメーカーのものだ。しかし、こんなのに乾電池を入れて、ホットシューの上に突っ立てる方式、昔から強度はどう考えてるのか疑問だった。

さて、ホットシューへの固定部分だけが必要なので無慈悲に分解を始めたが、肝心のところが難航不落。ハンダゴテで周りを溶かして無理矢理に開けて、やっと構造が判った。
b0174191_15183522.jpg取外した台座の部品が次の写真だ。台座をホットシューに固定する締付け環にネジ穴があり、その奥にネジの頭が隠されていたのだ。筐体の固定ネジを目だたなくさせるギミックが色々あるが、みごとに騙されてしまった。

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ホットシューの台座を調達後、小型のダットサイトをオークションで入手した。その取付け方法を思案したが、台座を完全に分解してやっと納得の行く案にたどり着いた。次の写真は台座の構成部品を並べたものだが、左側の樹脂製の締め付け環と、その雄ネジ側になる樹脂製の軸、その軸を取り付ける小ネジだけを利用することにした。
b0174191_15295528.jpg
2mm厚のL字のアルミ板を切り出し、これにホットシューへの固定部品(樹脂製の軸)を直接に取付ける。軸中央には最初から電極用の穴があり、それに通した3mmネジで固定しているが、2本のタッピング小ネジが回転緩みを防止する構造となった。
b0174191_1746461.jpg
L字板の上にはダットサイトの固定用に1mm厚のプレートをスペーサーで浮かして固定している。ダットサイトの底部にはツメがあり、左右から固定用プレートを挟み込む仕様で、ツメを締め付けるとダットサイトがL字プレートに平行に接する。1mm厚のプレートは締め付けで少し反るが、固定の精度には影響ない。

また、L字板の後部にゴム保護材を貼っているが、これはカメラ接眼部に装着したアングルファインダーの根元を押さえる部分。アングルファインダーはダットサイトの視野を邪魔するので、照準のたびにアングルを退避させる。この繰り返しでアングルが接眼部から抜けない様に、固定する構造にしたものだ。EOSの最近の機種では、ライブビューの拡大機能があるので、いずれアングルファインダーは不要のものになりそうだが。
b0174191_1833751.jpg
ホットシューの固定は僅かに遊びがあるが、固定時の要領を決めておけば、ターゲットポイントの調節をやり直す必要は無い様だ。
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by Ataron | 2009-04-29 18:44 | 撮影機材/技術 | Comments(0)

かげろうに翻弄される  

2009年 04月 29日
超望遠の撮影では一般の撮影では考えなくても良いことに影響される。1000mmのミラーレンズを導入し、そのテスト撮影をしていて、シャープさに欠けた写真しか撮れない、いやありていに言えば、ピントが合わせられないという状態に困惑していた。しかし、その一番の要因は「遠景の気流による乱れ」だった。 かげろう現象のゆらぎは以前から気付いていたが、撮影像に対する影響が想像を超えていました。

今日は、ミラーアップ撮影の効果をテストしていて、連続して少しずつ露出を変えた撮影をしていたが、数秒間隔の連続した写真で妙な事に気がついた。
b0174191_1413668.jpg
最初の写真は全体の絵だが、その中で黄色枠の部分の拡大(ピクセル等倍)したのが次の写真。上半分と下半分は、ほんの数秒の間隔で撮ったもので、フォーカスはそのままで撮影している。しかし、上下を比較すると、アンテナエレメント像に奇妙なばらつきがある。
b0174191_1421077.jpg
このアンテナにフォーカスを合わせた撮影ではないので、ミラーレンズ特有の二線ボケが生じ、沢山のエレメントが二本の平行棒の様に見える。それは当然のことだが、アンテナの先の方ではボケが少なく、中央あたりでボケが酷く、根元でまたボケが少なかったりしている。更に、ボケの強い位置が上下で変わっていたり、綺麗な平行線になっていなかったりと、無茶苦茶だ。

これは、気流がレンズの様に介在して生じた結果だとやっと思い到った。改めてファインダーを良く見ると、確かに像は少しゆらゆら揺れている。ただ、動体として眺めた時は、条件の良い状態を基本としてイメージしてしまうのかもしれない。また、ファインダー像は細かい所まで判別出来ず、なんとなくフォーカスを合わせ難いという印象に陥っていた。撮影すると拡大して微細な所まで見えるので、ピントの甘い結果にがっかりしていたのだ。

この確認で、超望遠撮影でピントの甘くなる条件の一つを理解することが出来た。鳥の撮影では、もっと近づいて撮影するので「ゆらぎ」の影響はずっと少なくなると考えて良いだろう。しかし、天体観測では常識の気流の要素を、超望遠レンズを扱う以上は頭に入れておくべきだという事です。



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by Ataron | 2009-04-29 14:04 | 撮影機材/技術 | Comments(0)

ミラーレンズの鏡筒プロテクター  

2009年 04月 29日
Reflex Nikkor 1000mmは1.9kgほど重量がある。ほぼ常に三脚に据えて撮影するレンズだが、戸外で三脚から取外した場合に平地があれば立てて置きたくなる。テスト撮影していて廊下に置いた時に、レンズフードの前枠に傷がつく事が判った。レンズフードはレンズ本体に常時装着されていて、撮影時に引き出すタイプだ。(下の写真①、②)
b0174191_13484862.jpg
そこで、ホームセンターに行きゴム素材を買って来た。(③) フード前縁にこれをボンド付けしてプロテクターとした。今度はレンズのキャップが付け難くなったので、当たり素材を貼り付け、取っ手の代わりにした。 (④) 大型の望遠レンズの前縁に黒いゴムプロテクターが付いているが、今回のことで理由が良く判ったね。

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アウトドアでこのレンズを使うには、どうもこれだけでは不安だ。ネットで調べると、超望遠レンズ用には高級な保護グッズがあった。リッチな方御用達の品だ。
b0174191_2130386.jpgともあれ、こういうのをヒントにして自作することにした。カバーし過ぎると操作の邪魔になるが、短かいと効果が減るので判断に悩むところだ。

素材には破れて履かなくなったジーンズの裾を使用した。折り返しを重ねてレンズの長さと太さに合わせ、かつクッションとなる形を作っている。折り返しの位置はずらして調節できるので、実際に使って何処までの長さが適当か後で判断する。
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第二の段階は、レンズフード側への固定。これは、マジックテープ(ワンタッチテープ)が良いだろうと余り考えずに決めたが、他にもっと良い方法があるかもしれない。b0174191_21453053.jpgマジックテープは色々ショップを探しても15cm程度のしか見当たらなかった。フードを一周するには40cm弱が必要だったが。 そこで仕方なく、白いテープを2本使って対角の位置を固定することにした。左はジーンズの布地にテープをボンド付けしているところだ。布地の内側からテープを押付けるために、芯の代わりに入れているのはCDのラベル貼り器具だ。

後で判ったが、テープの長さが足りなかったのは幸運だった。というのは、布地とフードとの間に余裕がなく、テープどうしがちょうど合う位置まで被せるのに苦労したからだ。テープどうしが張り付かない様に間に紙を挟み、良いところで紙を引き抜いて貼り付けた。

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b0174191_23451056.jpg右隅にレンズ側のマジックテープを接着しているところが写っているが、四角い綺麗なシートは東急ハンズで入手したもの。フェルト布の裏に適度な粘着糊が付いた、機材の保護には使い易い素材だ。昔にパッチワークの店で見つけて少しずつ使っていたが、手持ちが無くなっていた。上手い具合に見つけて嬉しくて沢山買い込んで来た。こんなのを鮮やかに色々貼り付けて保護カバーにしても、案外興味を惹いて好結果かもしれない。興味を惹くって鳥さんのですよ。

以下が出来上がり。写真はフードを前方へ引き出した使用状態だが、収納時はフォーカス目盛りのあたりまでカバーされる。
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by Ataron | 2009-04-29 13:49 | 撮影機材/技術 | Comments(0)

EOS Kiss DN フォーカシングスクリーンの清掃

2009年 04月 27日
最近の一眼デジカメは撮像素子の埃を清掃する機構は備える様になって来たものの、フォーカシングスクリーンのクリーニング機構は作られそうにありません。 撮像に反映しないとはいえ、ファインダー内にゴミが見えるのは気になります。 エアクリーナー等で吹き飛ばし清掃をしていると、しまいに裏側に廻り込むゴミが出て来るしまつ。 こうなるとスクリーンを外して清掃するしかありません。

EOS Kiss DN はスクリーン固定式で、調べると「スクリーン清掃はサービスセンターに持ち込み」と書かれているのが殆どです。 しかし、持ち込んだ人の体験記事に、「暫く待てばその場で清掃してくれた」などとあり、スクリーン清掃はたいした作業ではないと予想できます。 ゴミが入るたびにサービスセンターに行くなど、やってられません。 地方の人だと郵送となり、忍耐と苦労と費用が必要です。 というわけで、自分でやってみました。 スクリーンの取外しと清掃をしたい方は、参考にしてください。

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b0174191_23514799.jpg
これは、ペンタミラー/ストロボを下側にしてカメラを逆立ちさせ、フォーカシングスクリーンを覗き込んだ所です。 写真は既にスクリーンの抑え枠を外した状態ですが、手前のウレタン材の後ろに、抑え枠の取り外し用のフックが隠れています。 黄色く囲んだポイントの内で、手前の印のあたりのウレタン材を軽くピンセットの先などでおさえると、フック部が見える様になります。
奥の黄色で囲んだところは、抑え枠のツメをひっかける溝です。 この写真では見えませんが、手前側にも2個の固定用の溝があります。

次の写真の上側は、取り外したスクリーンの抑え枠です。
b0174191_19305693.jpg
ボディを逆立ちに固定して、フック部に細い針金かピンセットの先などをひっかけ、1mmほど奥に(撮像素子の方向に)歪ませると、手前の2個のツメが外れます。 これで抑え枠の固定が解けるので、ピンセットで抑え枠をボディから引き出します。 抑え枠には、抑えバネが両側にあり、スクリーンをペンタプリズム側に押し付ける構造となっています。 写真の下側は、抑え枠を外して取り出せるパーツを順に並べています。 左が抑え枠、中央がフォーカシングスクリーン、右が調整板と思われる金属製のスペーサーです。

抑え枠を引き出した後、その下のフォーカシングスクリーンを取り出します。 周囲のタブをピンセットでつまむ限りはキズつける心配はないでしょう。 スクリーンやスペーサーはカメラ本体を静かに傾けると取り出し易いです。 これらのパーツや周囲のミラー等はすべて精密光学パーツで、キズを付けたり歪めない様に扱うのは当然です。

スクリーンが取り出せたら、レンズ清掃用の不織布(紙)でゴミを清掃し、エアクリーナーで仕上げます。 こびりついた汚れの場合は無水アルコール等(ベンジンや溶剤は絶対ダメ)は使っても問題ない様です。 その場合は乾燥跡を残さないことに留意すべきです。 また、カメラに戻してファインダーで観察するとゴミが残っていたり、新たに付着している場合があり、何度か取り出し清掃を繰り返す事になるかもしれません。 (抑え枠を嵌める前なら、やりなおしは苦になりません) 慣れも必要ですが、いずれまたゴミは入るので、極端に完璧を求める事は避けるべきです。



カメラ本体には、スクリーン関係のパーツの外周形状に対応する浅い窪みがあり、パーツ類はそこに嵌る形で固定されています。 パーツ類を戻す時は、やはりボディを逆立ちに固定し、ピンセットでパーツを順番に落とし込み、最後に抑え枠を嵌めて固定します。 パーツ類は全て、表裏・向きが決まっていて、これを確認しながら戻していきます。

分解時と同様、下の写真の様に、ペンタ側を下に、マウント開口部を手前に向けます。 (以下の説明はこの姿勢を基準に、上・下、奥・手前などとしています)
b0174191_3453081.jpg
この状態のカメラ本体に、下のパーツ類を①②③の順に落とし込みます。
b0174191_3481024.jpg

①スペーサー
写真の上部が奥側。 青で囲んだ部分(切込み)を右側にして、落とし込みます。 この切込みは、カメラ本体側の突起と噛合い、表裏・方向が誤っているときれいに収まらない。
②フォーカシングスクリーン
写真の上部が奥側。 スクリーンは光沢面が上側、光沢の無い面が下側(ペンタ側)になります。 青で囲んだ小さな突起は、前の本体側の写真で丸で囲んだ窪みに嵌ります。 表裏を誤っても一応収まるので突起の位置の確認が大事です。 突起の位置を合わせれば、表裏は自ずと決まります。
③スクリーンの抑え枠
写真は抑えバネを下にしていますが、上部が奥側です。 正しい向きでバネが直接スクリーン周囲に当たります。 先に奥側の2個のツメをかけ、青い丸で囲んだフック部を少し奥方向に押しながら下方に押し下げると、手前の2個のツメが嵌ります。 嵌る様子は見えませんが、手ごたえで判ります。

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一度経験すれば、フォーカシングスクリーンの取り外し清掃がそう困難な事だとは思わなくなるでしょう。 また、オプションのスクリーンさえ供給されれば、EOS Kiss DN もスクリーン交換が可能な構造ですね。

ちなみに、先の説明中でスペーサー・調整板と書きましたが、これを厚さの異なるものに挿し変えれば、スクリーンと受光素子との相対位置が調整できます。 つまり、これをマニアルフォーカシングの合焦位置を調整するスペーサーと推測したのですが。 材質はリン青銅に見え、ずいぶんと薄いものです。

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清掃を試みようという方のために、英文ですが参考文献を紹介します。 以下は、「Katz Eye Optics」という米国オンラインショップのサービス情報で、フォーカシングスクリーンの交換手順の説明です。 Kiss DN 等に対応した内容で、清掃の手順とほぼ同じになります。(Kiss DNの海外での商品名は Rebel XTや350D)

KatzEye Optics
Focusing Screen Installation Guide
For the Canon 350D ...etc.


この会社はスクリーンのサードパーティ製品の製造販売をしているファクトリーでしょう。 なんとなくガレージファクトリーなんて懐かしい言葉を思い出させます。 購入者には自分の手でフォーカシングスクリーンを交換してもらいたく、上記の説明書(PDF)を作った様です。 この社のサイトを見渡して見ると、一眼デジカメでは日本製品が世界を席巻していることに、改めて驚かされます。

ついでに「デジカメアイテム丼」の記事です。
Katz Eye Optic ファインダースクリーン




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by Ataron | 2009-04-27 00:08 | 撮影機材/技術 | Comments(4)

ミラーレンズの偏心絞り  

2009年 04月 26日
ミラーレンズは、カセグレン式天体望遠鏡の構造を写真撮影用に導入したもので大変特徴がある。光を鏡筒内で二度反射させるので、同焦点の望遠レンズに比べて驚くほど短い鏡筒におさまる。反射鏡を用いると原理的に色収差が生じず、望遠で必要とされる大口径で長焦点の系が比較的容易に得られる。 光学天体望遠鏡の主流が反射式なのはこのためだ。

ところが撮影対象の状況にもよるのだが、ドーナツ状のボケが金環日食の木陰の様に沢山出る場合や、強い二線ボケがめだってしまう事が時々生じる。二線ボケでは、焦点の外れたところの一本の枝が、ボケた二本の枝がある様に見える。これらの種類のボケは、写真に違和感を感じさせるとして、一般には好まれない。大変優れた要素を持つミラーレンズが、民生写真機の世界ではマイナー扱いをされる理由だ。

また、構造的に光学系の中間点で絞りを作りにくいらしく、現実に絞りを内臓した物は見当たらない。 絞りは写真技術上で大変重要なのをご存知の方は多いだろう。不要に明るい光量を抑えるだけでなく、焦点深度(被写体との距離で焦点の合う範囲)を調節する。収差を抑える効果もあり、シャープネスを高めたい場合には必要だ。超望遠の撮影では、光量は不足側になりがちだが、絞りが欲しい場合もある。 ミラーレンズの中には光量調節のために、レンズ光学系の途中にNDフィルターを挟む構造のものもあるが、光量調節以上の効果は期待出来ない。

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ミラーレンズを扱っていて、絞りを使ったらどの程度の効果があるのだろうか。レンズの入り口に絞りを作ったタイプの製品を昔にオーストラリアのメーカーが作っていた事を知り、簡単な絞りを作って実験してみる事にした。

最初の写真は、紙などを使って試作した絞りで、ミラーレンズの前面に置くものだ。実験なので、レンズフードの底にひっかける様にして取り付けるという安易な方法だ。
b0174191_17514226.jpg
次の図の上段は、ミラーレンズ内の光の進み方を説明したもの。主ミラーの前方の小さなミラーで二度目の反射をさせた光を筒底からカメラへ導く。この小ミラーが塞ぐので、主ミラーはドーナツ状の入射光を扱う形になる。
b0174191_1754666.jpg
この図の下段は、レンズに入射する光(像を造るために利用される光)の範囲を示している。絞りA、Bの「一般的な絞り」では水色の部分の入射光となり、やはりドーナツ状となる。ファインダーを観察していると、ボケの部分の像は、入射したドーナツ状の光が「累積」して構成されているのが判る。 レンズ鏡筒の前面に下敷きなどを置き、一部しか光を通さない様に隠してみると、その一部を通って来た光はとんでもない所に像を作っているのが判る。興味のある方は、一度試してみられるとよい。

「絞り無し」に比べて「一般的な絞り」では、ボケを構成するドーナツが小さくなり、そのぶんシャープネスが増す。その状態を観察すると、二線ボケも、実はこのドーナツ像が連続して構成した結果だと判る。絞りを取り付けると、絞りの半径に比例して二線の幅が狭くなるのだ。(普通のレンズでは、このボケを構成するのが円なので、円の像の累積として普通にボケて太くなった線が出来ると考えられる)

そこで、利用する入射光を中心軸から外した絞りCを試作した。利用光量が激減すること、光軸の出来るだけ中央を使うべしという常識にも反する極端なやり方だ。しかし、結果としてこの絞りで二線ボケが解消し、像のシャープネスもコントラストも向上することが確認された。
b0174191_14183564.jpg
左側が絞り無し、右が偏心絞りのもの。シャッター速度は、左が1/4000sec、右が1/500で適当な明るさになったので、8分の1程度に絞られたことになる。 画像はピクセル等倍像を切り出して並べ、左右の差を崩さない様に共通のガンマ補正を僅かかけている。

だいたい焦点の合っている所なので、もともと明らかな二線ボケは現れていない。しかし、電線や電柱、樹葉のディテェイルがはっきりし、霞が消えた様に右側はコントラストが向上しているのが確認される。

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実験したミラーレンズはTamron Sp500/F8で、カメラはEOS Kiss DNを使用してテストしている。

偏心絞りを使う場合は、露出計の感度が偏心の位置(絞りを回転させた時の向き)で大いに変わる。カメラボディー内の露出受光センサーの位置に関係するらしく、絞りの位置にあわせた露出補正を考慮する必要がある。

この偏心絞りは光量損失、装着性、露出が決め難いなど、問題点も多く実用的なものとはいえないだろう。しかし、ミラーレンズを使っていて、二線ボケ、シャープネスの低さ、色乗りの悪さなどをなんとかしたい特別な場合には試す価値がある。

こういう絞りについての報告はあまり見あたらないので、公開するしだいだ。
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by Ataron | 2009-04-26 19:12 | 撮影機材/技術 | Comments(0)

Test Post Field (1) スキン改造のポイント

2009年 04月 01日
○フェイスマークがデフオルト英半角文字(ベルダナ)では変形する。

    ^^;  (..^

これは、日本語入力にして、半角英文字を入力することで、解決。代替英半角文字指定。

    ^^;   (. .^


○背景の青みが余計なので、単純なライトグレー「#FCFCFC」に変更した。 読者の眼にやさしいはず。CSSのBODYで全体に指定。
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○トップ部の背景画
グラデュエーションを使ったGIFに描き換える。 本文の領域との繋がりがいまいち妙な明るさになる? 
トップの背景画は透過GIFにすると妙にぼやける。左のイラスト部の下に、連続した帯を描画して重ねて構成していることに関係しているのか? 従って透過GIFに指定しない様にした。これは画像登録画面で、画を確認する枠で、ボケが生じているかどうか確認出来た。


○メニュー部の背景画
透過色をオリジナルの白に指定して、透過GIFで保存しなおす。 これで、「BODY」で背景色の変更をしても、メニュー部のGIFを描き直す必要がなくなる。


○投稿タイトル(Post Title) の文字
「Font family」指定に 「MS Pゴシック、Verdana」を追加指定。 これで、タイトルは基本的に「MS Pゴシック」で表示されるので、半角英文字が太くなりすぎるのを抑えることが出来た。

漢字のみの(半角英文字の混在が無い)タイトルの場合は、半角英文字混在の場合のタイトルに比べ、表示位置が上がる。 本文の行でもそうだが、タイトルに枠を付けているので、これが気になる。
この修正のために、漢字のみのタイトルは半角英文字の空白を後に書き込んで統一したいところだが、普通の半角空白は無視される。欧米活字等で非スペースの空白になる活字を探して書き込んでいるが... また、この統一した行位置を、背景枠に対して適当位置にするため、「padding-top: 4px」 を追加指定している。
b0174191_1263998.gif


○ ユーザーメニュー「トップ・ログイン(トップ・投稿・設定)」の表示変更
①「HTML編集」の「メイン画面」の書き換えに関してのキーポイント

(重要な注意)
b0174191_1275575.gif
の□の値を書き換える。 これは「トップ・投稿・設定」のスイッチを設定するので、「0」や「不用意な値」を設定すると、このスイッチ自体が画面上から無くなる。こうなると再設定にすら入れなくなる。最悪は、そのIDのブログにアクセス不能となりとりかえしがつかない。 色々と試す場合はこのリスクは自己責任で。
 
「adminmenu type= 」には、
    1 ... 漢字
    2 ... アルファベット
    3 ... アイコン
    4 ... 表示されない空白文字 ?
その他にも、漢字表示の改行羅列などが選択できる。 「5~7」あたりまでは有効らしい。「0」は絶対にダメ。 二桁は危険?でテストせず。

これと同様に、「HTML編集」の「本文」には、既投稿文の「編集」「削除」のスイッチが
「postadmin type=  」で指定可能。 指定ナンバーの意味は上記に準じているらしい。

②アルファベット表示「2」に変更したが、アルファベット表示では幅が長くなり折り返される時があるので、対応するスタイルシート上の「USERMENU」の項を修正。
フォントを VERDANA から幅の狭くなる TAHOMA に変更。
テキスト左詰めとし、パディングは左右を0とする。
b0174191_1284635.gif


○投稿タイトル(Post Title) の文字
スタイルシートの最初で、
b0174191_1291114.gif
を設定。 リンク有効な文字スイッチの色をブルーがかった「#0080C0」とし、マウスでポイントした場合に黒色「#000000」の文字となり、文字背景が白「#FFFFFF」にハイライトされる。 これは広範囲に効くので、特にバックグラウンドの白反転が問題になる所が幾つも出て来る。 これは当初は右メニューの選択時のみに使いたかったので、ここで指定したが、メニューの段で指定を入れた方が良かったのかも。

とりあえず、白反転が気になる場所では、LINK,VISITED,ACTIVE,HOVERの指定を追加すれば打ち消すことが出来る。

投稿タイトル「POST_TTL 」は、投稿本文の各タイトルを指定するものだが、「月全体の一覧表示」では、先頭に「投稿タイトルの一覧」が並んで表示される。DIV.POST_TTL の後に書き込まれたLINK,VISITED,ACTIVE,HOVER は、「月全体の一覧表示」に表れる全ての「タイトル」にも効くので、「HOVER」でタイトル文字の後ろに影「#D7E3EC」が共通して表示される様にした。各投稿本文のタイトルではもとから背景があるので、背景には変化がなく、一覧では選択した稿に影が付く(「background-color: #D7E3EC」) 以前はポイントするとアンダーラインが表示されて美しくなかった。
b0174191_1295624.gif

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by Ataron | 2009-04-01 00:00 | ブログスキンのアレンジ | Comments(0)