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Tamron 46A でどこまで撮れるか?

2010年 02月 22日
いよいよ Tamron 70-210 F3.8-4 (46A)を、EOS7D にマウントして実際の撮影で試してみました。

最初の3コマはテラスの餌台を訪問したヒヨドリ君。 6m程の距離で、窓硝子をはさんで手持ち撮影。210mm望遠端、絞りF5.6、ISO400、SSは1/640~1/1600で切れている。 冬晴れで日差しがあったので、もう少し絞って深度を取った方が楽だったかもしれない。 EOS7Dに限らないだろうが、光が豊富にあれば撮影に自由度が増え、絵に力が出る様だ。
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ミカンの輪郭、鳥の左(背中)側、嘴の光った部分などに出ている偽色は、色収差ではなくパープルフリンジではないかと思う。 (特に下2コマの元画像はかなり露出オーバーなものを補正していて、それに顕著なので) 全体として、そこそこシャープに、落ち着いた良い色の出方をしていると思う。

次の4コマは公園に出て撮影したもの。少し曇り、時間は夕暮れに近い日陰の撮影で、光が豊富とは言えない。 手持ちのため、F5.6、ISO800として、なんとかSSを稼ぐ必要があった。 1/200~1/500程度で切れている。全て望遠側。 オートホワイトバランスが微妙にずれ、青灰っぽくくすんだ生彩の無い絵になったので、全て色補正をしている。
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フィールドではさすがに遠い撮影になり、210mmでは物足りなさを感じる。対象像が小さくなると、マニュアルフォーカスが決め難くなり、近代的なオートフォーカスが欲しいと思った。 テラスの場合の倍程の距離から撮影している。最後のツグミ君の写真は前ピンに外しているが、絞り込めばSSが稼げないし、絞込み測光なのでフォーカスがますます取り難くなる。直進ズーム自体は使えると感じたが、やはり足枷の多さは否めない。 もっと明るい時間なら違っただろうが。

絵としては、色が良く、レフレックスでは得難い素直なボケが印象的だ。 この程度のレンズでトリミングにかなり耐えるので、近代的なレンズで「中望遠で手持ち」でも、それなりに野鳥を撮影できることが判る。

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EOS7D + Tamron 70-210 F3.8-4 (46A) で撮影、画像はクリックで拡大表示します。
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by Ataron | 2010-02-22 23:28 | 鳥さんの写真 | Comments(0)

アオサギとアヒル

2010年 02月 22日
水辺の鳥は大柄で動きが緩慢なのが多く、全体のバランスが好きではないから、撮影したいと余り思わなかった。 しかし、ジャック・ぺランによる映画「Wataridori」を見て以来、その考えはだいぶ変った。 やはり飛ぶ時の姿を見れば、地上ではよたよたとした彼らの印象は一変し、えも言われない感動を感じてしまうのである。 それに、余り人を恐れないから、こちらは落ち着いて接することが出来る相手だ。

地方都市の街中の池によくある様に、アヒルをはじめ数種の水鳥がいた。 アヒルというのはマガモを家畜化したものだそうだが、ネコよりおっとりしているしヒョウキンな性格に思えて仕方ない。 カモ系って、顔立ちもいかにも愛嬌がある。

最初に目にとまったのはアオサギで、木の側でじっと餌が近づいて来るのを待っていた。 同じ姿勢で動かないので、剥製かと思ってしまうくらいだ。
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そんな所に、つつっとアヒルが寄って来て、ひとりで餌をあさり出した。
アヒル君の食事スタイルは、逆立ちして上半身を水中に入れ、水底の水草を食べるというもの。決して潜ってしまうことはなく、水面にはお尻を垂直に出して、しばらくもぞもぞやっては元の姿勢に戻る。
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せっかく気配を殺している時に、側に来られて全くお構いなしのこの逆立ちをひつこく繰り返されるのだが、アオサギ君は動かない。意に介さないか、いまさら動けないのだろうか^^; アオサギ君は迷惑だが内心悪い気もしていない様に思えるのだが。

野鳥達の異種間の関係は興味深いが、アヒル君はきっとお友達が欲しいのだね。
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by Ataron | 2010-02-22 14:30 | 鳥さんの写真 | Comments(0)

マウントアダプター使用時の露出ズレ

2010年 02月 15日
銀塩時代のレンズ、Tamron 70-210 F3.8-4 (46A) /アダプトール2マウントを、更にEOS用マウントアダプターを介してEOS 7Dに付けて使用するのだが、自動絞り機構は当然働かない。 一般にマウントアダプターで装着したレンズの絞りを使いたい場合、レンズ側の絞込みボタン(あればの話だが)を押し、絞込み測光を行うしかない。 アダプトール2には絞込みボタンがあるのだが、以前の改造で外してしまったので、Tamron (46A)のマウント側を改造して、絞りがマニュアルとなる様(常に絞込む様)にしている。

機構上はマニュアルフォーカス、マニュアル絞りというスパルタンな準備が出来たのだが、AV(絞り優先)で撮影テストをしてみると、TTL測光であるのに露出ズレが生じる。この露出のズレは、Tamron (46A)の場合はレンズの絞り値によって変化し、ズーム倍率には影響を受けない様だ。
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可能な測光方式ごとに絞り値を変えながらテストしたが、どれもほぼ同じ傾向を示した。オプチマイザーは最強設定で僅かに効果がある程度。

ネットで調べてみると、詳しくテストされている方がいた。EOSマウント対応レンズの場合は、レンズ情報をボディが読出し、それに従って内臓露出計の測光値補正をして適正露光を得るのに対し、マウントアダプター装着のレンズでは補正が出来ないのが原因らしい。 一般に絞って行くに従って過露光になる傾向があり、このレンズもそれを示している。F5.6~F6.7あたりで適正値、開放で+2/3EV程度の補正が必要と覚えて使えばよさそうだ。 また、ライブビューでの撮影では、ファインダー経由の測光ではないため、少しアンダーだが安定した露出が得られる。210mmの中望遠で素早い撮影をという考えなのでライブビューは余り使いたくないが。



最初は露出がズレる原因が判らず、イメージサークルが大きい事が関係するのかと思い、APS-Cに不必要な光をカットする案を考えていた。 この想像は外れていたが、考えてみれば不必要な光の入射はフレアーの元になる。フルサイズのサークルから、必要なAPS-Cに適当なサークルになる様に、レンズの射出側に絞りを付加することにした。

このレンズは後玉は移動しないし、マウントアダプターは絞りを取り付けてテストし易い構造で、0.5mm厚程度のプラスチック板を加工して、数種類の固定絞りを作った。大きな方はマウントアダプターに嵌めて仮固定するもの。
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実際には後玉の径が28mmなので、その1/1.6という予想で17.5mm位をめどに作り始め、実際に出来たのは16.5mm。これでのテスト撮影ではまだ絞れると15mm、次に13mmを作り、ここで初めてケラレを確認したが、写真をモニターで見てみるとみんな周辺がケラレているのに気づいた。カメラの液晶では判らなかったのだ。おそまつ。
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ここから、実装するタイプの外径の小さな方に形を変え、17.5mmを作った。これを少量のボンドでレンズの射出口に貼付けテストしたところ、残念ながら未だケラレが残っていた。 開放側では判りにくいが、絞りを絞るとケラレがはっきりして来る事も判って来た。 最後に絞り径を20mmとしたところ、どうやら問題の無きを得た様だ。
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この絞り、効果があるのかどうか、今までのテスト撮影では判らない。 かなり自己満足的な改造だが、少しはAPS-C仕様に近づいたとは言えるだろう。
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by Ataron | 2010-02-15 01:54 | 撮影機材/技術 | Comments(0)

鳥撮影の手持ちズーム

2010年 02月 12日
手持ちで鳥を撮影することが出来れば、三脚に縛られるより撮影のチャンスはかなり増える。その代わり、高倍率の望遠を諦めることになるから、可能な限り鳥に近づくノウハウが必要となる。また、レンズはなるべく軽くシャープなこと、早いオートフォーカス、手ぶれ補正機能などがあればベストだろう。

ネットの評判を見ると、キヤノンならEF70-200mm F4L IS USMが、こういった目的に適している様だ。良いチャンスをものにし、200mmとは思えない写真を撮っている人もおられるが、このズーム、残念な事に直進ズームではないらしい。先日の様な事があって、直進ズームでファインダー内で鳥を探すのに慣れれば、とても有利なのではないかと思っている。

そんな事を考えたのは、ちょっとした出来心でオークション購入した Tamron 70-210 F3.8-4 (46A) という直進ズームが手元にあるからだ。 捨て値で出ていて、ズーム構造や撮影フィーリングに興味があったので落札したが、正直なところ殆ど使っていない。発色は良さそうだが、当然マニュアルフォーカス、絞り込み測光の必要があり、これが絞り値により露出補正がズレて、やたら使いづらい。 超望遠ではF値固定で補正も単純だが、このレンズに限らず、絞れるレンズのマウントアダプター利用は露出補正が複雑になる傾向があるのだろう。Kiss DNで試した写真が出てきた。
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直進ズームを見直し、200mmクラスでどのくらい撮れるものか、ちょっと試してみたいと思っている。



DNのファインダーではマニュアルフォーカスは殆ど信頼できず、マグニファイアーを必ず使っていたが、7Dのファインダーは非常に良く、1000mm撮影でも実用性が確かめられた。(欲を言うともっと倍率が欲しいが) マグニファイアーなしでピントの山が見える。それで、この210mmを7Dに付けてフォーカス合わせを確認していて、少し気づいた事がある。 7Dのファインダー構造から考えると、ファインダーのフォーカスマーク等で視度調節をしていたが、正確を期すなら、その僅か後方のフォーカシング面で視度調節をすべきではないかという事だ。

そういう事で、ライブビューで厳密にフォーカスを得た状態で、視度調節をやりなおしていると、色々と複雑な事が判って来た。

1) 他の方には無縁の問題と思われるが、私は乱視が少しあり、視度調節の最適ポイントと思われる場所が2箇所ある。
2) 覗き始めてから時間が経つと、眼が順応して視度調節ポイントがズレる事がある。 従って、眼の疲労度合いにも左右される。

以上の様な「混乱させる要因」をなんとか排除して確かめたところ、

3) 液晶表示とフォーカシングスクリーンの二者は、視度調節の位置で数クリック以上ズレがある。

という結果になった。 液晶像で視度調節をした場合、マニュアルフォーカスの結果が狂うのではないが、微細ではあるがフォーカス調節がしずらくなっている可能性があると類推する。7Dではファインダー内の表示を変えられるから、マニュアルフォーカスしか使わないレンズ(マウントアダプター使用時など)なら、中央に表示のないゾーンAFなどに設定してしまった方が、フォーカシングし易いだろう。(これを書いていて気付いたところだが)



フィールドで視度調節を再調整したい時など、自宅のテスト環境での確認点が判り良い方が良い。それで、視度調節ツマミに自分の最適ポイントをマークする事にした。
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① 外した視度調節ツマミ。右はツマミを固定しているネジ。
② ツマミを外した後の本体側。
③ ツマミの裏面。本体側の機構と噛み合わさる形に成型されている。噛み合わせの歯の幅が異なり、決まった向きでしか噛み合わない様になっている。
④ ツマミにマークするためのラッカー系の塗料。プラモデル用。

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⑤ 最初、乱視の問題に気づいておらず、別の調節点をマークしてしまった。
⑥ 遠視にもかかわらず、ツマミのほぼ中立点でフォーカシング面が最もはっきり見えると、最終的に判った。
⑦ Tamron 70-210 F3.8-4 (46A) を7Dにマウントアダプターで装着したところ。

あとは、このレンズのフォーカシングにもっと習熟するだけだ。



Tamron 46A の特徴的な操作について、少し補足しておきます。
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ズーミング操作は、グリップ部を前方へスライドさせるとWide、手前にスライドさせるとTeleとなります。引き寄せる操作で望遠側となるので、視覚と動作が一致して順応し易く、すばやくズーミング操作を行える直進型ズームそのものです。 それに加えて 46A のグリップ部は、回転することで焦点調節環として機能します。 つまり、左手はグリップ部を保持したまま、焦点合わせとズーミングが行えるのです。 反面、こういった機構では、ズーミング操作でフォーカス環の回転が生じるかもしれないので、たとえ倍率が焦点位置に影響しない設計のレンズでも、ズーミング→フォーカスの順に操作するのが基本でしょう。 前後でズーム、回転でフォーカスと、慣れるとなかなか使い心地の良い方式の気がします。オートフォーカスが未発達の時代には、この機構のファンが多かったのではないかと思います。



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by Ataron | 2010-02-12 00:33 | 撮影機材/技術 | Comments(0)

ネットを捨てて公園に行こう

2010年 02月 06日
寒いけど晴れ間に日差しがある午後。 沢山着込んで機材をかついで公園に行った。

普通の人の仕事日に休みが入り、寒さもあいまって人はまばら。犬が嫌いなのではないが、お散歩犬にはよく邪魔されるのでこれはいい時に来たと、三脚を開いてカメラをセットしたらメモリーカードを忘れてた。機材を仕舞い、メゲずに近場のカメラ店に行きカードを調達。連写しないから2GBで間に合わせる。公園の同じ所まで戻ったのは30分後くらいか、まだまだ陽があります。



最初の所に戻ったのはツグミ君がいたからで、撮影の用意をして待っていると、別のツグミ君(だと思う)がやって来た。
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1000mmで至近で撮っているから、悪い人じゃないよというアピールも大事です。もっと知り合いになりたいと思っている矢先に、こんな鳥が来て、ツグミ君を追い出してしまった。
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後で調べるとハラジロというツグミの仲間らしいが、なんとなくヤなやつだ ('') 争いの後で周囲を背伸びして窺い、こんなになってしまった^^; 
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人口の水場があり、別のツグミ君が来たのでレンズの向きを変えた。やはり日当たりが良いとシャッター速度が上がりビビッドに撮れている。まだ不慣れで設定を判断する余裕もなく撮影しているが、被写体ブレや撮影ブレを抑えるには、最低でも3桁のスピードが要りそう。シャープに撮れりゃ良いというわけではないが。
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寒いのもあって、別場所に移動。水場を眺めるベンチのある場所で、この水場には飽きずにセキレイ達が餌あさりをしていた。
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セキレイ君は人を余り恐れないし、公園に来る人達が余り危険でないのを良く知っているのだろう。つまり撮影の難易度は低くいつでも撮れるという感じ。あっ、怒らないでね。君の人なつっこくて、どこかおちゃめな所、大好きなんだから。
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どのくらい撮っていただろうか、最後の方で小柄で動きが早く、群れになって移動していく鳥達の小集団が、前方の枯れ枝を通過して行った。以前にも撮り損なった事があり、なんとかこの鳥を確かめたかったので、同時にメジロもやって来たが、それどころでなかった。こういう場合、1000mmのマニュアルフォーカスは扱い難く、視野に入れる事もままならない。絵は小さくても手持ちの200~300mm等で追うべき相手だ。彼らもどこかで休むのだろうが、まるでテンポの違うせわしなさ。やっと影らしいものを撮れたのが下です。
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尾のバランスや忙しく行動するという点から、どうもエナガではないかと思われる。「忙しく行動している鳥のベスト3にランクインします」という説明があり、なるほど撮影しにくいはずだね。

ともあれ、寒かったけれど沢山撮れてラッキーだった。
「書を捨てよ、町へ出よう 」じゃなかった、「ネットを捨てよ、街に出よう」と、自らにいい聞かせましょう。

(景色以外は全て Reflex-Nikkor 1000mm/F11 +EOS7D 、クリックで拡大出来ます)
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by Ataron | 2010-02-06 00:21 | 鳥さんの写真 | Comments(0)