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カードリーダーの分解 BUFFALO MCR-A27/U2

2017年 06月 03日
カメラの記録媒体の読み取り機器としてカードリーダーを使われる方は多いでしょう。 私は、BUFFALO製の MCR-A27/U2 (USB) というカードリーダーを10年近く使用しています。

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コンパクトフラッシュやSDカードなど5種のスロットがあり、実際にはそれ以上の種類の記録媒体に対応する様です。 このカードリーダーの筐体はネジを使用せず、プラスチックの爪でパックされているだけです。 下図の4ヵ所の爪を外すと筐体を開く事が出来ますが、爪を痛めず分解するにはコツと用心が必要です。

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上図は、筐体上面で鏡面装飾のある側ですが、私はUSBコネクターの左右の爪から外して開けました。 結果として爪の一つが割れましたが、筐体を元通りパックするには問題はありません。 爪の位置と向きを参考にして、薄いプラ板等を刺し入れて爪組を外しながら開くと、無傷で開けられるかも知れません。

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プラスチック筐体でパックされた内部の基盤は、下の様なものです。(内部の基盤を底面に納めた状態です)

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カードリーダーを分解した理由は、ロックタブが少し削れて消去が不安定になったSDカードを、不便なく使用するためでした。 ロックタブの無いカードは、普通はカメラ側で使用不能です。 しかし、カメラでは使用可能なのに、このリーダーでは消去(書き込み)が不安定なカードが有ります。 リーダーに刺して消去不能と表示されると、何度か刺し直して消去可能にして使用していました。 それが不便で、今回の分解と改造を試みたのです。

SDカードのスロットには書き込み禁止タブ(ロックタブ)に対応するロックスイッチ(LOCK SW)があります。 下図は、分解したリーダーのSDスロット部で、ロックスイッチの位置を予測して白色で書き込んでいます。

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このスイッチ接点は上図の青円の2枚の端子に繋がり、基盤配線にハンダ付けされていました。 ロックスイッチの動作は以下です。
  アンロックのSDカード挿入 → ON
  ロックされたSDカード挿入 → OFF

従って、このロックスイッチを常時ONとすれば、タブの削れたSDカードでも安定して消去可能となります。 改造は簡単で、上図の青円の端子をハンダで短絡しました。 問題のSDカードやタブをLOCK側にしたカードで試すと、消去/書き込みが可能となる事が確認出来ました。 ところが、予想外の落とし穴が...

このリーダーはマルチタイプで、1つのスロットが使用されている時は、他のスロットが認識されないのです。 上記の改造ではSDスロットが常に使用中と判断される様で、コンパクトフラッシュを読む事が出来なくなりました。 私はコンパクトフラッシュも使うので、改造を諦めて短絡を外し、カードリーダーを元に戻しました。

リーダーの機構やドライバーにも関係しますが、マルチタイプリーダーでも、他の種類の媒体の読み取りが不要なら、ロックスイッチ端子の短絡改造は有効と思われます。 世の中には多種のカードリーダーが有りますが、似た様な物が多いはずで、分解や改造の参考にしてください。



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by Ataron | 2017-06-03 16:56 | 撮影機材/技術 | Comments(0)

TASCAM TX-2 のマイクノイズテスト

2017年 05月 07日
G8の内蔵マイクによる動画録音のノイズに関して調べて来ましたが、比較的安価な外部マイクや、マイク用のヘッドアンプの追加では、内蔵マイクに劣る結果になりました。

ここに至り、信頼するに足るSN比を持つECMマイクをテストするしか、実相を確かめることが出来ないと判断しました。 むろん将来の使用を考えた上の話で、「TASCAM TX-2」という製品を入手しました。 これは、デジタルカメラ用に設計されたステレオ仕様の外部マイクです。

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以下のリンクは、この製品に関するメーカーサイトです。
公開されている特性は以下です。

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SN比 74dB は、おそらく信頼できる値でしょう。 マイクユニットは、同ブランドの「リニアPCMレコーダーDR-40(SN比92dB以上)」と同等と言われています。 PCMレコーダーの驚異的なSN比をどの様にして得ているのかは、一般には公開されていません。 もしSN比の優れた録音のみが目的ならPCMレコーダーを導入しますが、今はアナログ的なアプローチでG8の録音機能を調べたい事や、大きさや取り回しを考えて、こちらを選択しました。


入手後に、早速G8に繋ぎ、今までと同様の方法でテストをしました。

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◎PCの音響アプリで基準音と無音部を繰り返すデータを作成し再生させる。
◎DA変換器(USBデジタルオーディオプロセッサ)からLINE-OUTを引き出す。
◎生活機器や雑音の少ない静かな部屋にPAアンプを置き、DA変換器の出力を繋ぎ込む。
◎PAアンプから1m程度の位置で、カメラや外部マイクで録音。
◎最終的なPAアンプの出力は、カメラ録音ゲイン0dBの設定で、クリップ限度(赤表示の出る直前)に納まる様に調整。

◎録画の音声を音響アプリに取り込み、基準音のレベルが揃う様に増幅し、各録音の感度を揃える。
◎その場合のノイズ部を比較。 但し、ノイズが判り易い様に+20dBの増幅を加える。

以上の操作で、幾つかの設定での録音のノイズを比較した結果が下図です。

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各サンプルの横幅(時間)は10sec程度です。 縦幅は各種増幅操作をしているので、絶対値での表記が困難です。

G8の内蔵マイクは、音声入力がある程度以下となるとなだらかにゲインが減り、ノイズゲートの動作をしています。 従って、左端の最も大きな縦幅が内蔵マイク本来の無音時ノイズレベルと考えられます。

2種の外部マイクに関しては、それぞれ3つの設定で録音しています。

Tascam TM-X2 の最初の設定は、G8の録音ゲイン設定を+6dBとした場合です。 この設定で内蔵マイクと同程度の感度になりました。(TM-X2の設定は常に、出力H、ローカットOFF) 外部マイクにはノイズゲートが働きませんから、ユニット自体の特性は内蔵マイクと同じかそれ以上と判ります。 TM-X2は低域カット無しでこのレベルですから、かなり良いSN比だと言えます。

TM-X2 の2つ目は、G8の録音ゲイン0dBの設定で、録音レベルはクリップ限度より少し低くなります。 結果は、先とノイズ特性は変わらずです。

TM-X2 の3つ目は、間にマイクアンプを入れた場合で、少しクリップ限度を超える録音レベルになりました。 録音された波形を見ると実際はクリップしておらず、G8のメーターは余裕を採っている印象があります。 TM-X2は内部にパスパワーで働くヘッドアンプが内蔵されていて、マイクアンプを入れるのは逆効果という結果です。

右の3つは、安価なAndore(ピンマイク)を TM-X2と同じ条件でテストしています。
G8の録音ゲイン設定+6dBが少し良い様ですが、やはりECMマイクユニットの特性の差が出た様です。


今回のテストで、TM-X2のユニットの素性が悪くなさそうだと言う事は垣間見えました。 しかし、内蔵マイク録音と、このTM-X2を使った録音は、ノイズは大きく変わらないという結果です。(ノイズの音質は異なりますが) バックグラウンドノイズを問題にした場合、おそらくどんなECMマイクを選んでも、決定的には変わらないのではないかと思えて来ました。

誤解の無い様に書いておきますが、音質は別の問題です。 G8やG3の内蔵マイクは、おそらくハンドリングや機械的な雑音を抑制する目的で、デフォルトで低域を大幅にカットしています。 外部マイクは基本的に低域の特性をフラットに持たせている(メーカー/機種により味付けが異なる)ので、録音音質は大きく変わります。 投資が無駄という事は全くありません。

ノイズを減らすのに単にマイクを変えれば良いという考えは間違っているのでしょう。 録音時に音源に近付き大きく取り込み、下手なAGCに頼らない、環境雑音を減らすなど、テクニックの駆使が必要です。 外部マイクは、そういった事が可能になる事を前提に導入すべきで、本気でノイズを減らしたいなら、カメラシュー取り付けに拘ると足枷になると思います。

また、このテストは、静的なノイズ特性を比較しただけで、ダイナミックレンジを見ていません。 オンマイクにした大きな音圧でも歪まず録る事が出来るマイクは、ノイズを可聴域以下に追い出せます。 そういう録り方が可能な場合、静的なノイズ性能が劣ったマイクの方が、録音結果は高SNとなる場合が出て来ます。 マイクの評価は単純ではないと言えます。 今後、実際にTM-X2 を使って、その音を確かめたいと思っています。



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by Ataron | 2017-05-07 00:21 | 撮影機材/技術 | Comments(0)

Panasonic G8 の動画録音:ライン入力は高音質

2017年 04月 13日
価格.Comのカメラ板を覗いていると、G8の動画の音質が悪いと言う意見があります。 GH5は当然ですが、G8でも動画撮影に重きを置くユーザーは少なくなく、動画と一緒に録音される音質も大事な要素になってます。

しかしG8発売当初は、ボディ内手ブレ補正の動作音が従来の機種になく目立ち、これは早々にファームアップで改善されています。 この当初の悪印象が思い込みとなった意見が見られます。 しかし録音のバックグラウンドノイズは、実際に悪いとすれば何を改善すべきなのか、ちゃんと調べないと改善は無理です。

余談ながら、この種のノイズを「ホワイトノイズ」と言う風潮があり、違和感を覚えます。 ホワイトノイズはノイズの種類を示す言葉で、バックグラウンドノイズは必ずしもホワイトノイズではないので。「動物園は色んな動物の写真を撮った」と普通に言えば良いのに「色んな哺乳類の写真を撮った」と言っている様に聞こえます。



今回はライン録音のテストをした事で、G8の録音時のノイズや音質の問題が少し見えて来ました。 以下は録音結果を纏めた動画です。


これは「G3 内蔵マイクによる録音」「G8 内蔵マイクによる録音」「G8 ライン録音(アッテネーター経由)」の3種類の録音を比較しています。 各動画撮影の条件は、

◎手ブレ補正の無いレンズ使用、全ての手ブレ補正OFF、AF動作OFF、の設定。 ステレオの20cmクラスのスピーカーから1m程度の距離に三脚固定。 PCからテスト音源を再生して内蔵マイクのテストをしています。
◎室内の蛍光燈、空調、冷蔵庫、などを停止して、外部雑音を極力抑えた動画撮影。
◎マイク録音の感度設定は、G3 レベル3(レベル1~4)G8 0dB(-12dB~+6dB)に設定。(この設定で、若干G3が感度が低い)
◎CDの送出し音量はMaxで、スピーカー音量をG8の録音メーターで「ピークが赤マークの手前に納まる」音量にアンプ側で設定。(私が日常で聴くより少し大人しいレベルです)
◎G3 レベル3では感度が少し低くメーターはアンダー目になりましたが、問題のない範囲です。
◎G8のライン録音はアッテネーターの減衰量を既に調節していたので、G8の感度設定は 0dBのままで「ピークが赤マークの手前に納まる」状態となっています。

G3内蔵マイク、G8内蔵マイク、G8ライン録りの感度差は、テストトーンのレベルが同様になる様、録音したデータを最終的に調節して比較しています。

以下はテストの信号の流れの様子で、緑はマイク録音、青はライン録音です。

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「DA変換器」は、PCで音楽を聴くための「USBデジタルオーディオプロセッサ」というONKYO製中級品です。「減衰器」はアッテネーターのことで、これは即席でバラック配線で組んでいます。

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アッテネーターは、抵抗値はDA変換器の出力インピーダンス10KΩ、カメラ入力側は数KΩと予想し、減衰比1/250(-50dB程度)にしています。 これでCD再生のMax出力に対し、G8側は録音ゲイン 0dB 設定で、メーターが最適(赤が出る寸前)となりました。(デジタル録音は、もう少し低レベルに抑えるのが一般的かも知れません) 下図はアッテネータの回路図です。(出力機器側は実際はピンジャックで製作)

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最初の動画データで、テストトーンの後に4secずつの無音部があり、ボリュームを上げないと聞きにくいですが、録音時のバックグラウンドノイズを比較したポイントです。 各動画のこの最初の範囲を音声アプリに取り込んで調べたのが以下です。

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頭のテストトーンの高さが同じになる様に、各データのレベルを調整しています。 左側の「G3 Mic」と「G8 Mic」を比べると、G3の方がノイズは少し多く、昔からGシリーズはこの程度のノイズ性能だったのが判ります。 少なくともファームアップ対策後では、G8が「ボディ手ブレ補正の搭載で非常にノイジー」なのではなく、「G7ならそれが無いから良い」と言うのはおそらく勘違いで、測定してみれば判るはずです。

右側のライン録音は、明らかにノイズレベルが違います。 最初の動画を聴くと、ライン録りは音のボリュームも大きく(低音域が豊富なためでしょうか)、聴感上のダイナミックレンジはとても良好に感じます。

下図はノイズ部のレベルをこのアプリのdBメーターで調べたものです。 注意願いたいのは、先の波形観測の図から判る様に、テストトーンはいわゆる「0dB」よりかなり小さいレベルです。 下図は、バックグラウンドノイズの程度を比較するために、テストトーンが「-9dB」になるまで増幅して各録音レベルを揃えたものです。 従って表示は「相対的」で「目盛り値=SN比」でありません。(SN比はもっと良い値のはずです)

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G3とG8のマイク録音時ノイズはG8が僅か少ないが、五十歩百歩です。 これはラジカセのレベル以下で、気にしだすと気になるレベル、問題になるのは否めません。 一方ライン録りは、予想以上の結果です。 オーディオマニアには未だ足りないでしょうが、普通の動画の音としては十分です。 ノイズ特性だけでなく、音質としても音楽を普通に楽しむレベルを満たしていると思います。

マイク録音の方は、以前のテストでも当惑した低音域の大幅なカット、高域部のみが目立つ音、と言った癖が明らかです。 これは、G3もG8も同じ、音質は昔のラジカセの内蔵ECMマイクの録音と良く似ています。 ECMの高品位なマイクを用意して外部マイクとして使用した場合、この音質の癖は改善されると思われます。 ECMの高品位マイクは、高域側の感度を落として、感度の低い低音域に近付けて周波数特性を平坦化するので、一般に感度が低い様です。 このため、バックグラウンドノイズに関しては、はたして改善されるかは疑問です。 このノイズの改善には、それが良くない原因について、もう少し考察が必要と感じます。



安価なワイヤレスユニット用のピンマイクがあったので、これを外部マイクとしてテストしました。

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予想はしていたのですが、この外部マイクのノイズ特性は内蔵より悪い結果でした。 G8の手ブレ補正をOFFとした場合(おそらくONでも動作が穏やかな場合)、その機構の振動はノイズと殆ど関係無いと言うことは、よりはっきりしました。 G8の内蔵マイクはノイズの特性が芳しくないとは言え、G3やこの安価なピンマイクより良いのです。 もしボディ内手ブレ補正機構がG8のノイズの主要原因なら、G3やピンマイクはもっと良い値を示すはずですから。

では、これらのマイク録音の全てで、ノイズ特性が芳しくないのは何故か?

ライン録音の好結果で判った事は、「内蔵マイク」もしくは、そのレベルをラインレベルに持ち上げる「ヘッドアンプ」の周辺がバックグラウンドノイズの殆どを発生させているという事です。

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上図は、マイク周辺の回路構成を推測した模式図で、上側は内蔵マイクと外部マイクに別個にヘッドアンプがある場合、下側はヘッドアンプが共用で、ジャックで切り替えている場合です。 たぶん私は下側の構成ではないかと思いますが、これはG8を分解しないと判りません。

赤い部分がノイズの発生し易いと考えられる場所ですが、上側で内蔵/外部でヘッドアンプの特性が著しく異なるとは考えにくく、また下側の場合は同じヘッドアンプです。 これは上下のいずれの構成でも、マイクユニット側が怪しいと考えるのが普通です。

ここで思い当たるのは、電気的に感度の高いマイクユニットに、カメラの回路のデジタルノイズが影響しているのではないかと言う事です。 PCとオーディオ回路を連携させて使用すると、PCの電源回路の影響下にある回路は、ことごとくノイズに侵されるのに気付きます。 PCからオーディオ信号の受け渡しは、上手くやれば優れた性能になりますが、下手をするとノイズまみれです。 デジタルカメラの内蔵マイクは、その意味でラジカセより厳しい環境です。

マイクユニット自体のノイズ特性ではなく、マイクユニットをデジタル回路と切り離さず使用しているので、ノイズ特性が悪いのではないかと、私は疑い始めました。 ライン録音の場合、ラインレベルの強い信号とアッテネーターが壁になって免れたという推測です。

 ①内蔵マイクユニット自体のノイズ性能が悪い
 ➁カメラのデジタルノイズがマイクユニットや周辺回路に影響している

Panaのマニュアル上の「外部マイクで上質の録音が可能」の説明通りなら、単に①が原因という事になります。
もし➁が原因なら、カメラからのパスパワーで動作する外部マイクは、ノイズ性能が改善しない場合が出て来ます。(低域の音質などは良くなり得ても)

実際に外部マイクで良い結果が出せれば、①か➁かは判って来るでしょう。 ECMマイクをカメラからのノイズに影響されない様にするには、外部にマイクのヘッドアンプを用意するのが確実と思います。 これは、後日に実際に試してみたいと思っています。



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by Ataron | 2017-04-13 23:57 | 撮影機材/技術 | Comments(1)

Panasonic G8 内蔵マイク の音質改善

2017年 03月 09日
Panasonic DMC-G8 の動画機能は、これまでのGH4に劣らないほどの性能ですが、内蔵マイクは本格的な音質を期待できない様に思えます。 本体のマイクはホットシューの両横にあり、小さな穴で(防水の目的とも考えられますが)、マイクは上方を向いています。 これでは環境音は録音出来ても、撮影対象からの直接音を拾うには適した設置ではありません。 マイクロフォンを音源に向けるのは、録音の原則ですから。

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Pana に限らず、カメラ内蔵マイクは最低限の装備で、良い録音には外部マイクを使って欲しいというのが、メーカーの姿勢でしょう。 色々な制約は仕方の無い事です。 でも、ちょっとしたアイデアですが、直接音を拾い易い様に「音の反射板」を置けば、どの程度の変化があるかと思い、これを試して見ました。



最初に作ったのが、下のアクリルの2部品を組み合わせたものです。 試作品なのでホットシューにセットする基板は、取り外し易い様に長くしています。

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YouTubeの音楽動画を再生させ、PCスピーカーからの再生音を録音して、この反射板の効果を確かめたのですが、これはちょっと小さ過ぎた様です。 余り違いが感じられません。

そこで、反射板の面積を拡げて再挑戦。

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これで、反射板の効果が判る様になりました。

テストは、PCのスピーカーから約1m離れた位置で、PCモニター画面を撮影しました。(PCモニターの下両隅に70mmクラスのスピーカーが有ります)
G8の録音設定は、
▪マイクレベル設定: 0dB
▪マイクレベルリミッター: OFF
▪風音キャンセラー: OFF
としています。 マイクレベルリミッターをONとすると、実際の感度が判らなくなり、また音質の違いも判り難くなるので、リミッターOFFで、PCの音量を適当に調節して録音しています。

下の動画が、その結果を纏めたものです。


先ず、録音レベルは反射板の有る方が大きく、これは他の環境音や、カメラ本体が発生する雑音などから、有利になると言えるでしょう。

一般に低音域の音に対しては、マイクの向きは影響が少ないものです。 一方、中音~高域に向かうに従い、指向性の影響が顕著になります。 マイクの向き(ここでは反射板の効果)が強く影響するのは、その音域です。 上のテストで反射板の有る方が「明瞭?」な印象なのは、高域側を良く拾っているからです。 ハイハット(シンバル)の音が前半と後半では全く違います。

音質はキンキンし過ぎに感じますが、これは撮影時に誇張された様に思います。 下は録音元のサイトの録音開始からの部分ですが、比較すると上の音質は前半/後半ともに劣化が明らかで、かなりがっかりします。


内蔵マイクが防水対応という点も気になりますが、操作雑音等を考慮して意図的に低域をカットしているのでしょうか。 元のはベースが表に出て音階が良く判ります。 撮影/録音した方の音は明らかに低音域が削がれてバランスが悪いと思います。 反射板はその傾向を更に強めてしまい、反射板のない後半の方が「まだ元に近い様」に聴こえます。 内蔵マイクによる録音特性は、悪いなりにも聴感を考慮しているのかも知れません。(※最後の注釈参照)

もし、こういった反射板を利用するなら、動画編集時に音質調整で高音域を少し抑えるべきでしょう。(これは、結果的に高域のノイズ特性の向上となります)

厳密なテストではありませんが、録音ゲインを物理的に稼ぐ事が出来るのが確認されたわけで、使い方によっては反射板の効果はマイナスではないと、私は考えています。 またこのテストの結果は、カメラ内蔵マイクの前方向き配置が、音質改善に繋がると推測させます。 内蔵ストロボの「LUMIX」ロゴの位置など、良さそうな候補場所はありますが...

〔注釈〕
Panasonic はマイクロフォンに関して、多くのノウハウを持つメーカーです。 Panaの汎用ユニットが安価で品質が優れている様で、「WM-61A」「改造」等で検索するとマニアによる改造記事が多数検索されます。 それらの記事を読むにつけ、素性の良いユニットであれカメラ内蔵という不利な条件は致し方ないのかと思えます。

GH5では、ボディからの音を別個に拾い、外部音に混入するボディ雑音を差し引く方式を導入した様です。 その効果はどの程度でしょう? 最終的に音に拘るなら外部マイクと言うことが、ふたたび頭に浮かびます。



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by Ataron | 2017-03-09 01:35 | 撮影機材/技術 | Comments(0)

Panasonic G8 のハンドストラップ(自作)

2017年 01月 04日
いつの世代からLumixのストラップ幅が拡がったのか知らないのですが、G8に着いて来たストラップは35mm幅のしっかりしたものでした。 新しい機種を使い始めたら、ストラップをハンドストラップに改造するのが、私のやり方になっています。

望遠やマクロなど三脚を使う場合に、普通のストラップはひっかけて三脚を倒す恐れがあります。 また、バック収納の邪魔になり、首からカメラをかけて持ち運ぶ方法は何かにぶつけそうです。 そんなわけで、デジタル以降のカメラはハンドストラップを使って来ました。 EOS7Dも5Dも、片側ストラップでぶら下げても充分に強度があります。 そもそも普通は右手でカメラをグリップしていて、万が一手を滑らせた時の保険ですから。


私流ですがハンドストラップは手が通るぎりぎりの径がベストと思っています。 昔は、必ず手首まで通して、その上でカメラをグリップしていましたが、今は親指は通さずに、カメラとストラップを一緒に握る様な持ち方が多くなりました。

G8のストラップは、ちょうど真ん中で半分に切り、更に手の大きさに合せて少し切って適当な径になりました。 よほど手が大きな人でなければ、添付のストラップは2本のハンドストラップを作れる長さがあります。 ストラップの径をどの程度にするか、縫い代で径が小さくなる分も考慮して、慎重に最適な長さに切る事が肝心です。

適当な長さに切ったら、ストラップの断端のホツレを防ぐために、熱で処理します。 私はライターであぶって断端を溶かしますが、ちょっと練習すれば要領が判ります。 余り火に近いと燃え始めるので、火を近付けたり遠ざけたりして適度に溶かし、後は自然に冷やします。

下図は、ストラップの縫い合わせの位置や範囲を示したものです。

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ミシンが使える人は楽ですが、私は手作業で縫います。 太めの糸を使い、心配なら何重にも重ねて縫うといいです。 縫い合わせの剥離は、最悪でも少しずつほどけるので弱くなれば判ります。 実際には、私は一度も縫い合わせが剥がれた事はありません。

下は、実際に仕上がったハンドストラップと、元のストラッブの余った残り半分です。

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ハンドストラップのカメラへの取付けは、普通のストラッブと同様ですが、細紐の長さは「8の字具」「0の字具」が使える長さで充分です。 カメラに細紐を通して8の字具から引き出し、適当に余裕を残して切ってしまいます。 下は固定部分の状態です。

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細紐を切った断端も、先と同様にライターの火などでホツレ防止の処理をします。
以上でハンドストラップの完成です。

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もちろん、このアレンジは殆どのメーカーのストラップで可能でしょう。 私は、いっそブランド名入りハンドストラップを出すメーカーがいたら面白いと思います。 紐の固定具ももうひとひねりして帯端に固定するとか。 まあ、それはサードパーティに仕事の余裕を与える配慮が働くのかもしれませんが。




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by Ataron | 2017-01-04 18:21 | 撮影機材/技術 | Comments(0)

ズボラ物撮りライティング方法

2016年 09月 30日
昨日のカメラの写真、物撮りで良くあるやつですが、主眼はクローズアップレンズの丸みを出したかった。 まあ、それは失敗ですね。

ところでライティングは、今までは基本にならって最低2ランプでする事が多かったのですが、最近はもっぱら「ライトセーバー法」を使う事が増えました。 昨日のもそれで、15w電球型の白色蛍光燈(ネオボール)1個で適当にやっつけてます。

●カメラの設定はMモード。 絞りは深い目のF8以上、ISOは最低、つまり感度を思いきり下げる。
●マニュアルフォーカス。 絞り込み過ぎの回折ボケに注意。
●NDや偏光フィルターも有りで、特に後者はテカリ調節に有効なのであれば使います。
●ライトは余り明るくない物を使う。 本来フラッドな面照明の代わりなので、本当は棒状が好いらしい。
●周囲を暗くしたり黒幕で映り込みを防ぐと完璧だが、私は他照明を消す程度で適当です。
●背景は白い紙が普通、適当な布を用意する事もあり。
●三脚は必須、2~8sec程度の露出を状況に合せて調節。
●露出中にランプをカメラの画角に入らない範囲で動かして、影を消したり広い面反射を作ったりする。 これがミソ。 露出時間をある程度長くして、照明を動かす時間を稼ぎます。
●特別な反射を補助照明で入れるなど、他にも柔軟なアイデアを盛り込む余地があります。

下は昨日のリストで、適当な露出時間と良い影の具合を探りながら何度か撮影し、後で出来の良いのを選ぶわけです。 ライトの動かし方は適当、自分で試して上手い方法を体得するしかありません。

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この「ライトセーバー法」、最近は知る人も増えた実に有効なテクニックで、私のはそのまたズボラ版ですが、詳しくは下のリンクを参照してください。

  プロ並み写真がすぐ撮れる「LEDてるてる棒」

ズボラ撮影は良いのですが、後でもっとホコリを払ってから撮れば良かったと思う事が多い。 スタンプツール(デジタルならではの有り難い機能)を使いながら、いっつも思うのであります。



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by Ataron | 2016-09-30 17:14 | 撮影機材/技術 | Comments(0)

広角レンズにクローズアップレンズ / 接近戦対策

2016年 09月 29日
カメラ上に乗って来る様なハト達を撮影していると、もっと近距離でAFが効いて欲しいと思う様になります。 ハトがレンズの最短撮影距離の内側に来てしまうと、AFが効かずシャッターが降りません。 ハト達は動きまわり、中央一点のフォーカスエリアから反れて遠景にAFが抜ける事も多く、むしろ多点の自動AFに任せた方が良さそうだと気付きました。

今までフォーカスエリアの自動なんぞ、使うと考えた事が無かったのですが、最も近くのものにフォーカスする癖は、この場合は都合が良さそうです。 もっぱらレンズはG 14mm F2.5 ですが、まあまあAF速度は早く、写りも気に入ってます。 で、クローズアップレンズを使うと無限遠にAF出来なくなり、最短撮影距離が縮まります。 遠方にAFが抜けないというのは、望遠レンズに着いているリミッターと正反対の働きで、(準)広角レンズにそういうAF動作をさせるリミッターは無いので、これは名案かも知れないと、一人悦に入っているところです。

早速、46mmΦ No.3のChina製のクローズアップレンズを入手しました。 送料込みで\1k以下です。

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画角は狭まるのでフードはOKです。 下は、実際のAF域を測定した結果で、No.2は52mmΦなので、レンズどうしを押し付けて測定しています。

■Lumix G 14mm F2.5 (最短撮影距離 公称値 0.18m)
       実測した 最短撮影距離: 16cm (WD 12cm)   最遠撮影距離: ∞
    No.2 装着時の最短撮影距離: 14cm (WD 10cm)   最遠撮影距離: ∞
    No.3 装着時の最短撮影距離: 13cm (WD 9cm)   最遠撮影距離: 240cm
    No.5 装着時の最短撮影距離: 12cm (WD 8cm)   最遠撮影距離: 58cm

No.2では、無限遠にAF出来てしまうので、今回の目的ではNo.3以上が適しています。 今日の撮影で初めてNo.3を試しましたが、遠方に抜けた撮影はぐっと減り、リミッターの役目は果たしてくれそうです。

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上の様な撮影を普通にしていると、かなりの確率で黄色い所にフォーカスが行くのです。 良く動くハトは、AF合致点とカメラが判断出来ないのかもしれません。 上の写真は胴体にAF出来ているので、顔はフォーカス範囲内なのに動態ブレしてます。 1/320secですから、かなり動く相手です。

最遠撮影距離の240cmは予想より長く、No.4~No.5が良かったかなあと思いましたが、まあ、しばらくこれで頑張ってみます。 もっと寄れるレンズとなると、マクロか魚眼になり、私が撮りたいと思っているのはやはり魚眼(虫の眼レンズ)的な撮影かなと思いますが、カメラが一台買えてしまうのでおいそれと手が出せません。



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by Ataron | 2016-09-29 22:27 | 撮影機材/技術 | Comments(0)

クローズアップレンズ No.2 / No.3 / No.4 / No.5 最短撮影距離の短縮効果

2016年 08月 09日
ハトの撮影に G 45-150mm F4.0-5.6 を使う様になりました。 中望遠のレンズですが、動き回る相手でもあり、落ち着いて構える事が出来ない場合も多く、シャッタースピードを上げてブレを追い出した方が良い様な気がしています。

望遠端は少し弱い様ですが、甘いレンズと決めつけるのは多分間違いで、決まった時はランク上の絵が得られます。 下の写真は88mmズーム設定で撮影、ノーレタッチJpegの中央部の等倍の切り出しですが、F6.3 1/2500sec で瞳の繊細な様子などもシャープにとらえています。(これはクローズアップレンズを使用していません)

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カメラ片手に反対の手の上のハトを撮る様な場合は、このレンズの最短撮影距離では近過ぎて使えません。 そこで、最短撮影距離を短くする目的で、クローズアップレンズを試してみました。 購入したのはKenko製「クローズアップNo.2(単レンズ型)」で、中古\500円と手頃でした。 眼鏡等でテストしてNo.2を選んだのですが、入手して試したところほぼ目的にかなっていました。

クローズアップレンズ使用時の最短撮影距離は、計算式からの推測はこころもとなく、対象レンズ毎に実測したデータが欲しいと、私自身が選択時に思ったもんです。 それで、ここを検索して調べる人もあるかもしれないので、僅かですが実測したデータを挙げておきます。

○ズームの最短撮影距離は広角端/望遠端で変化しない様なので、広角端で測定しました
○AFの合焦する最短の撮影距離を最短撮影距離、AFの合焦する最も離れた撮影距離を最遠撮影距離、としている
○AFが合焦する限界位置は測定ごとに誤差があり、結果の表記値は厳密なものではありません
○WD(ワーキングディスタンス)は、クローズアップレンズ自体の幅も考慮していますが、30cm以下の場合のみ表示し、また厳密ではありません
◌後にNo.3を入手したので、そのデータを追加しています。


〔 クローズアップ No.2 / No.3 / No.4 / No.5(単レンズ型) 最短撮影距離の短縮効果 〕

■Lumix G 45-150mm F4.0-5.6 / 45mm時(最短撮影距離 公称値 0.9m)
       実測した 最短撮影距離: 77cm
    No.2 装着時の最短撮影距離: 39cm (WD 29cm)
    No.3 装着時の最短撮影距離: 32cm (WD 22cm)
    No.4 装着時の最短撮影距離: 29cm (WD 19cm)
    No.5 装着時の最短撮影距離: 26cm (WD 16cm)
    No.2 装着時の最遠撮影距離: 67cm
    No.3 装着時の最遠撮影距離: 45cm
    No.4 装着時の最遠撮影距離: 41cm
    No.5 装着時の最遠撮影距離: 31cm (WD 21cm)

■Lumix G 20mm F1.7 (最短撮影距離 公称値 0.2m)
       実測した 最短撮影距離: 18.0cm (WD 13.0cm)
    No.2 装着時の最短撮影距離: 16.0cm (WD 11.0cm)
    No.3 装着時の最短撮影距離: 15.0cm (WD 10.0cm)
    No.4 装着時の最短撮影距離: 14.5cm (WD 9.5cm)
    No.5 装着時の最短撮影距離: 14.0cm (WD 9.0cm)
    No.2 装着時の最遠撮影距離: 110cm
    No.3 装着時の最遠撮影距離: 48cm
    No.4 装着時の最遠撮影距離: 42cm
    No.5 装着時の最遠撮影距離: 28cm (WD 23cm)

■Lumix G 14mm F2.5 (最短撮影距離 公称値 0.18m)
       実測した 最短撮影距離: 16.0cm (WD 12.0cm)
    No.2 装着時の最短撮影距離: 14.5cm (WD 10.5cm)
    No.3 装着時の最短撮影距離: 13.5cm (WD 9.5cm)
    No.4 装着時の最短撮影距離: 13.0cm (WD 9.0cm)
    No.5 装着時の最短撮影距離: 12.5cm (WD 8.5cm)
    No.2 装着時の最遠撮影距離: ∞
    No.3 装着時の最遠撮影距離: 240cm
    No.4 装着時の最遠撮影距離: 85cm
    No.5 装着時の最遠撮影距離: 58cm

■Lumix G 12-60mm F3.5-5.6 / 12mm時 (最短撮影距離 公称値 0.20m)
       実測した 最短撮影距離: 17.5cm (WD 8.0cm)
    No.2 装着時の最短撮影距離: 16.5cm (WD 7.0cm)
    No.3 装着時の最短撮影距離: 16.0cm (WD 6.5cm)
    No.4 装着時の最短撮影距離: 15.7cm (WD 6.2cm)
    No.5 装着時の最短撮影距離: 15.5cm (WD 6.0cm)
    No.2 装着時の最遠撮影距離: 180cm
    No.3 装着時の最遠撮影距離: 100cm
    No.4 装着時の最遠撮影距離: 60cm
    No.5 装着時の最遠撮影距離: 51cm


なお、Pana純正の各種レンズアダプターを使った場合のデータは、以下のリンクにありますので、参照ください。
  LUMIX 純正レンズアクセサリー



クローズアップレンズの本来の目的は簡易な拡大(接写)撮影です。 この目的ではおそらく、クローズアップレンズ<接写リング<マクロレンズ、の順に良画質となるでしょう。 少し使ってみた所では、明らかな画質の劣化は確認できませんが、想像以上に被写界深度が浅くなり、絞りを効かせる必要を感じました。 下は G 45-150mm F4.0-5.6 にクローズアップレンズを使用したサンプルです。 F6.3 1/1000sec の等倍切り出しですが、フォーカスのある範囲がとても狭く、実にマクロ的な写りです。

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クローズアップレンズは「簡易」「廉価」が利点です。 現場で状況に応じて「簡単に着け外してポケットに入れる扱いが許される」という事は、私の様な混乱した撮影現場では有り難く感じます。 G 45-150mm F4.0-5.6 では、私の腕の幅内のモノが撮れる様になり一応は目的を達しました。 でも、装着したままでは足元のハトが撮影出来ず、すぐに外す必要が出て来てやれやれです。 まあ、適当に望遠が効く標準ズームがあれば、クローズアップレンズを持ちだす必要もないのでしょうが、なにぶん節約路線ですから。(T_T)

Panaのレンズラインナップを覗くと、魅力的なレンズがいつのまにか増えていて驚きます。 Lumix G 12-60mm F3.5-5.6 とか、私に無断でかってに増やすなょ~。 ああ欲しいなぁ。


〔追補〕2016.12.14

この記事を書いた後に、クローズアップレンズを追加し、G 12-60mm F3.5-5.6 の入手に至りました。 No.2~5 までのクローズアップレンズ装着時に各レンズ(ズームの場合は広角側)の撮影距離範囲を実測定しています。 AFが働く限界では合焦したりしなかったりとなるので、合焦が僅かでも可能であれば撮影可能な範囲としています。



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by Ataron | 2016-08-09 12:02 | 撮影機材/技術 | Comments(0)

52mm フジツボフードが流通しない件

2016年 08月 01日
中望遠の G 45-150mm F4.0-5.6 を使い始めて、フードが気になってます。
付属のフードはもっともなモノだけど、レンズをボディに着けたままバッグから出し入れする事を考えると使う気になりません。 現場では出来るだけシンプルなのが良い。 そこで、G 14mm F2.5 などパンケーキ型レンズで愛用しているフジツボ型フードを、このレンズにもと思ったのですが...

「フジツボフード」は「(メタル)インナーフード」とか「ドームフード」などと称する製品もあります。 フィルターを内装出来て、レンズ先のひっかかりが無い形で、実にスルリとバッグやサイドポケットにカメラが入ります。 フードの効果はどうにせよ、実に恰好良くて嵩張らず、レンズ保護になるので私は手放せません。(左側がパンケーキにフードとDNフィルターを着けた状態です)
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右側の G 45-150mm F4.0-5.6 は、外玉のレンズ径が小さめ。 これならフジツボ型フードにうってつけですが、このレンズのフィルター径52mmに合う適当なものが流通していません。 52mmタイプの多くは、2012年6月に発売されたキヤノンのパンケーキ EF40mm F2.8 STM に対応したものらしい。

■Canon製 ES-52(現在も入手可能)\1500程度
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■UN製 UNX-5287 保護フィルター付(生産中止 流通なし)\3500程度
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Canon製は思惑とは異なるデザインだし、UN製もいまいちですし入手不能です。

一方、49mmタイプならエツミ製が現在も販売され、これはSONYのパンケーキレンズに対応したものらしく、色は黒、銀、赤、白と豊富です。 最初の写真で G 14mm F2.5 に着けているのは、エツミ製46mmです。

■エツミ製 E6356(49mm)\2000程度
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52mm→49mmのステップダウンリングと、この49mmタイプを組み合わせれば、エツミ製はデザインが理想的なので綺麗に収まるかもしれません。 ステップダウンリングは\400程度でありますから、どうしてもなら現在はそれが唯一の手段でしょう。 まあしかし、エツミが52mmのストレートを供給してくれれば良いのですが、売れるアテが無いものはね...

こういうタイプレンズは、最初からドームフード風のフェイスデザインだったら良いのにね。 マイクロフォーサーズの売りになるんじゃないかと、思ったりするんですが。 コラージュ画像ですが下の様な感じです。
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前玉が小さいのを逆手に取った、スレンダーなスタイルっていいと思いますけど。



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by Ataron | 2016-08-01 12:10 | 撮影機材/技術 | Comments(0)

マイクロフォーサーズ 凡庸レンズ Lumix G 45-150mm F4.0-5.6

2016年 07月 27日
公園に持ち込む望遠は、EOS7DではEF70-200mm F4Lが使い易く、私の撮影対象やスタイルに合っている気がしていました。 最近はハト達相手に手が塞がるのでマイクロフォーサーズに広角寄り単焦点になってますが、EOSで中望遠ズームの味をしめているので、マイクロ用にもそんなレンズが欲しくなりました。

で、Lumix G14-140mm(新タイプ)が良さそうに思えたのですが、今使っているG14mm F2.5と被るし高価。 コンパクトで軽い中望遠となると、G45-150mm か GX PZ45-175mm になります。 最初は後者と考えていたのですが、電動ズームが気になりました。 野鳥撮影では手動ズームの方が良いのでは、それに前者の縮長73mmのコンパクトさは便利そう。 結局オークションで G45-150mm F4.0-5.6 を12kで購入、ほぼ新品のコンディションです。
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やはりコンパクトで軽く、望遠が欲しい時用に常に持ち歩くつもりです。 このレンズ、ダブルズームセットなどで売られる様ですが、評判は悪くありません。 タイトルの「凡庸」は、並みでもこれだぜっという思いです。


今日はカメラ店に保護フィルターを買いに出たついでに、明石港でテスト撮影して来ました。 明石港に着くなり、民家の軒下に集まるハッカチョウに出会いました。 今や、ここでは何時でも見られる彼等です。 ハトも一緒に何かの餌に集まっていて、どうやら置き餌をして貰っている様です。
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彼等は今位の数がちょうど良く、これ以上増えると苦情が出るかもという所です。 ハッカチョウの綺麗なさえずりに出会うと驚くと思いますが、聞ける機会は案外と少ないです。

港内の対岸をテスト撮影しました。 下は元画像 4592×3061pic を1024×683pic に縮小した全体像で、フォーカスは中央の白い看板あたり。 150mm望遠端、F8 1/400sec ISO160 です。
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「マイクロフォーサーズのレンズに外れなし」とは上手く言ったものです。 以前、G14-42mm F3.5-5.6 を買った時がそうでしたが、凡庸な便利レンズのつもりで導入したのに、とても良く撮れるのです。 このレンズも同じ印象です。 中央部の等倍表示(クリックで拡大表示時)が下で、緑枠内が分解能の限界が見てとれると思います。 この解像のレベルは、F5.6の開放でもほとんど変わりませんでした。
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何コマものテストの中に、安易に構えた手ブレで分解能が下がったコマが一部ありました。 手ブレ補正が付いていますが、望遠で信用し過ぎはダメで、使い手次第で充分な性能を出せるレンズと言えます。 おそらく周辺部は中央ほど解像度は高くないでしょうが、私の様な鳥系にはそれは困りません。 これでもっと前レンズが大きく明るいとスーパーなんですが、それでは価格が10倍、重量数倍になりそうです。

下の例は45mmの側、F4.5 1/160sec ISO160 、縮小で木の葉の細かい部分が失われてますが、開放から使えるレンズと判ります。 立体感が微妙に誇張されて、これは私好みの写りです。
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Panaサイトのデータを入れておきましょう。 Tele端のMTFは素直ですね。
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これから、マイクロフォーサーズの鳥さん撮影(中望遠)を試してやろうと思います。



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by Ataron | 2016-07-27 21:21 | 撮影機材/技術 | Comments(0)