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西宮北口 マルコポーロ 1982 

2016年 11月 19日
私が生まれた街は兵庫県の西宮市で、阪急西宮北口駅からそう遠くない場所です。 銀塩フィルムの時代はフイルム代を節約していましたが、それでも自宅と駅の間をスナップした写真が少し出て来ます。 北口駅前から北西に延びる通りを「にしきた商店街」と言うそうですが、私が住んでいた頃はあえてそう呼ぶ事はありませんでした。 駅前の小さな公園も「にしきた公園」とされていますが、ジモティーには「駅前の公園」で通っていました。 子供の頃から大人になるまで親しんだ場所で、この公園を巡っては色々と思い出があります。

この公園の一角にマルコポーロという洒落た喫茶店があり、私は建物が気に入って時々撮影しています。 ネットで調べると写真が見つからず、映像を上げる人は未だ少ない様です。


最初は 1980年頃の撮影で、カラープリントから起こしたものです。

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シャッターを押した時に通りかかった人が入ってます。 少し暗くなった夕刻の写真の様で、他の周りのネガの絵から夏らしいのですが、それ以上は不明です。


「にしきた商店街」の現在のストリートビューは右のリンクで見れます。 StreetView にしきた商店街
下はストリートビューのキャプチャで、青い車が一方通行の商店街に入って行こうとしています。 車の左手のビルの場所にマルコポーロがありました。

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下は 1982年6月に駅前の公園の端から撮影したもので、上のストリートビューとほぼ同じ向きの撮影です。 商店街の道路は当時は一方通行では無く、写真でも車が向い合っています。 マルコポーロ横にも駐車している車があり、今では考えられない事です。

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この商店街にはミモザカメラ店というのがあり、たまに現像を依頼していました。 そして、下は同じ並びにあった小さな小鳥屋さんです。

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子供の時は、ここでジュウシマツや文鳥などを何度も世話になりました。 やさしいお姉さんがずっとこの店を守っていて、増えすぎた文鳥をひきとってくれた事があります。 我が家ではどこか元気が無かった文鳥が、お店をのぞいた時にとても元気そうになっていて、あぁ酷い飼い方をしていたのだと反省したもんです。


現在は商店街の殆どの建物は更新されていますが、ここにはこんな店があったなぁとか思いながら通り過ぎる所です。



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by Ataron | 2016-11-19 13:06 | 単なる写真 | Comments(0)

過去を探す旅 1974

2016年 03月 29日
過去のフイルム整理に開けくれる毎日。 カラーリバーサルやカラープリントの処理が一段落してほっとしていたが、別の箱を開けるとどっさりとモノクロームのネガが出て来ました。 若い頃は経済的な理由も手伝いモノクロを多く撮影していたのですが、その量は思っていた以上にありました。

ラフな撮影も多くて、ベタ焼きのまま気が乗らないで放置したり、何で撮ったのかすら覚えていないカットも沢山あります。 写真は撮影データが大事だと、入門書に書いてあったもんです。 EXIFの様な便利なものが無い時代、丁寧にメモした人もいたでしょう。 私も一時期は試みましたが、結局は三日ぼうず。 せめてネガ現像の日付くらい書いとけば良いのに、それもしてなかった全くの愚かモノ ^^;



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写真店の袋には「月日」(依頼日や仕上り日)がたいてい記入されてますが、どういう理由か軒並み「年」が記入されてません。 私はネガやプリントを、この写真店の袋ごとに保管していたのが救いですが、「年」を特定するのが大事な作業のひとつになってます。

私はネガを最初にチェックし、スプロケット外側の通し番号を見て、一本分が揃って順番に並んでいるか確認します。 下は通し番号の例で、生フイルムには最初からこの番号が焼き込まれてます。 フイルムメーカーにより、書き込みデザインが違います。
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スキャナーにかける時の表裏、順番を整然とさせ、撮影の時間的な順番をキープし、コマのスキャン漏れを防ぐには、このネガチェックが大事です。 ベタ焼きがあるとチェックの助けになりますが、無くても困りません。

次はネガの装填。 フイルム専用スキャナーがベストですが、経済的理由で EPSONの昔のフラットヘッドを使ってます。 手袋をしてネガを正しい向き順番に、読み取りフォルダーにセットします。
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ネガ両面にブロアーをかけ、スキャナー側も毎回チリをぬぐってから、このフォルダーをセットします。

プリントは 600dpi 、35mmネガやリバーサルは 2400dpi でスキャンしています。 デジタルカメラの1コマのデータ容量を参考にして、スキャンして得られる解像感が妥当と思われる「スキャンdpi」を探した結果です。 もっとdpiを上げられますが、解像感が頭うちとなりスキャン時間が無駄に長くなります。 これは、フイルム画像の画質の限界と、スキャナー自体の限界が関係すると思われます。



さて、今回のネガは24コマ撮りのフイルム。 最初の方のコマに年度の手掛かりがありました。 部屋の様子も、写った玩具の電車にも全く覚えがありません ^^;  どこか友人宅で面白い玩具だから撮ったらしい。(追記を参照ください)
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この左隅の牛乳パック、画像調整すると製造日らしき文字が判ります。(1995年までは製造日、以降は賞味期限等の表示に変ったそうです)
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「49.2.19」らしく、1974年2月頃に撮影した映像というわけです。 袋の日付が3月7日となっていて、間違いなさそうです。

こんな幸運な写り込みや、私の記憶の断片、写った人の服装、等々から撮影時期を調べています。 だいたい7~8割は判明し、不明なものは5年範囲の枠に大別して調査待ちとしてます。 他のフイルムに関連したものが写っていて、それで時期が判る場合もあります。

スキャンした画像を見て行くと、このコマは何と思ったら、
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撮った本人ですから、ちょっと考えて判りました。 これは、車のバックミラーを写したのです。 探偵映画の様な絵を試したかった様です。



フイルムの最後の方に、けったいな店の写真がありました。
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28mmの広角デフォルメを試した1コマらしい。 一体どこの店でしょう?

このスキャナーのドライバーアプリの癖ですが、暗い写真が続くとコマの境目が判断出来ず、コマ飛ばしをしたりします。 実は上のコマの手前の1コマが飛ばされてました。 スキャン後の有効コマ数のチェックも、欠かせない作業になってます。 飛ばされたコマを非自動でスキャンしたのが下です。
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車の中からの撮影で、左端にその前の画像が重なっていて、巻き上げ時にスプロケットが空転した様です。 二重写しと右側の黒いフロント窓枠のせいで、ソフトがこのコマを無視したのです。 しかし、この画像に上の店の情報が沢山ありました。 元画像からその部分を集めたのが下です。
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私の記憶する行動範囲内で、店名の「アクエリアス」「ゆか美容室」「高橋小児科」などを調べても、40年を越える月日の間に無くなってしまった様です。 しかし「スーパーikari」は現存し、Street View で店の位置から周囲を見渡すと、この建物が見つかりました。
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建物全体の形が酷似しています。 手前の電柱の後ろの壁、不規則な石タイルのデザインが全く同じです。 喫茶店はやはり変っていましたが、建物は震災を越え、改装工事も何度か行われたでしょう。 Street View でたまに有りますが、同じ場所で違った日時の映像が重なることがあり、この建物の別像では改装工事中でした。
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右は改装シートに包まれた当ビルで、「こしき珈琲店」の店名が読めます。 遠くの送電線鉄塔は、最初の写真にも、頭が少し写っています。 レンズによりパースが大変異なりますが、形は同じです。 昔の写真に写った瓦屋根の民家は、40年の間にみな建て変ってしまったのですね。

こんな風なことをしていると、本来の写真整理から横道にそれて、過去の世界に入り込んだ様な気がして来ます。 いや、それが楽しくて整理しているとも思えます。 写真は殆ど忘れそうになった頃になってから見ると、何倍も面白くて何倍も意味があるのです。

〔追記〕
路面電車の玩具、側面の「OHYOGIN」の文字から調べると、最初の「O」は何かのマークで「HYOGIN」つまり「兵庫相互銀行」の事と判りました。 これは銀行の路面電車型の貯金箱なんですね。 Yahooオークションにあった写真が下で、「ひょうぎん貯金箱」の文字になっています。
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また下は「九州鉄道記念館戸畑分館(28)2015/09」にあった写真を拝借したもので、「さよなら神戸市電」とあります。 神戸市の路面電車は1971年に全線廃止で、その当時に提供された貯金箱でしょうか。
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モノクローム写真は Pentax SP + SMC Takumar 55mmF1.8 , 28mm F3.5 で撮影、画像はクリックで拡大表示します。




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by Ataron | 2016-03-29 23:04 | 撮影機材/技術 | Comments(0)

緋色の研究 1982~83

2016年 03月 18日
1980年代の前半、私は楽器関係の電子回路の製作に没頭していました。 写真整理をしていたら、その当時のモノクロのネガが出て来ました。
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ギターアンプは元町の高架下で見つけた中古の1960年代のグヤトーン製。 実は中味は電源トランスを除いて、ほぼ別の管球回路とパーツに置き換えてしまっていて、それは今もしっかり現役です。

その左にマルチトラックレコーダー、なんやらエレピと並び、手前に雑然と展開するのがイフェクターの数々です。 イフェクターはギターの音をダイナミックに加工する回路です。 オーディオの高級趣味化やオカルト的傾向が蔓延し始めていた時代、楽器関係の回路は私にピッタリでした。 部品や回路や定数値をハンダ片手に変えながら音の違いを確かめることは、愚かさと無縁の本物の作業という実感がありました。
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試作回路のパターンは、回路図から起こして方眼紙に書く方法を使う様になりました。 専門家からすればど素人ながら、楽しさ100%の世界に毎夜明け暮れたものです。
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こんなコマと並んで、ボーイッシュな女の子の写真がありました。 TRIOの Stage Master というステレオコンポのカタログを撮ったもの。 追っかけ趣味は無かったのですが、雰囲気が気にいって撮ったのでしょう。
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この機種のCMキャラクターは富田靖子が主だった様ですが、上のは違うみたいで一体だれでしょう? ネットに上げておけば誰か教えてくれるかもしれません。 いや、追っかけではないです ^^;

そして、フラフラと遊びに行った関西学院のキャンパスで、こんなショット。
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机が校舎の外に野ざらしになってます。 ネガの仕上がり日からすると今頃の季節らしく、新学期前の入換えだったのでしょうか。
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静かなキャンパス、のんびりしていいですね。 鳥を見つけたらすぐシャッターを押すのは、私の習性らしい。



Pentax SP + SMC Takumar 55mmF1.8 等で撮影、画像はクリックで拡大表示します。



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by Ataron | 2016-03-18 15:50 | 単なる写真 | Comments(0)

箱根園国際村 1973

2016年 03月 07日
1970年の前半、私は他人の車を只で使えた期間がありました。 若者達が集まり車があれば、これはドライブに行くしかない! 東京の友人の提案で芦ノ湖を廻るドライブ案が簡単に決まりました。

写真を見ると、関西から車を運び関東の友人宅から箱根へと、まあ走り廻った様です。 その車で色々な地方に行った記憶もあり、いつ関西に乗って戻ったかなど全く覚えていないありさま。 若さプラス車=無鉄砲です。

さて、その芦ノ湖ドライブの途中で寄ったのが箱根園、そこで何枚かを撮影しています。 箱根園国際村は芦ノ湖に面して作られた観光リゾート施設だった様です。 ネットや Google Earth で調べると、今はなくなり長い時間で景色も変っています。 当時の映像も数えるほどです。 多くの人の写真の中に眠っている画像は沢山あっても、それがネットに出ることは少ないのでしょう。

いつか誰か一人でも、ああこんなだったなぁと見て思う人があれば、それでアップロードの甲斐があるというものです。



フイルムはエクタを使ってますが、退色があってえらくドラマティックトーンです。 雨は降ってないのですが天気は良くありません。
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万国旗は、この施設の中にある世界各国の家を象徴しているのでしょう。 28mm広角を使い始めた頃で、車が斜めに写りとても気に入ったショットです。

次のショットは、ここから建物の方に寄って万国旗を撮影してます。
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そして下は、最初の写真の建物の屋根の下の左端まで行って撮った様です。 芦ノ湖が見えています。
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ここで見て廻った世界の家の展示が気に入って、何コマか奮発しています。 最後のリンク先情報によると、下はオーストリアの家の様です。
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次はスペインの家。 案内文は面白いです。
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以下の2コマは、上のスペインの家の左横に写っている家の様です。 何処の国かは判りません。
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他にもあるのですが、人物を撮った写真なので...



箱根園国際村の沿革は以下のリンクにきちんと纏められています。 ここの絵葉書に同じ万国旗と建物が写っています。
 西武グループの歴史 / 箱根園

1959年の世界の家の写真が以下にあります。 創設当初の状態が窺えます。
 WG@模型倉庫 ストラクチャー資料 / 箱根園国際村



Pentax SP + SMC TAKUMAR 28mm F3.5 で撮影、画像はクリックで拡大表示します。



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by Ataron | 2016-03-07 01:27 | 単なる写真 | Comments(0)