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Panasonic DMC-G1 解体新書 (10)

2011年 06月 05日
リモコンの部材が揃いはじめたのですが、ケースの厚みの再考が必要になりました。 そもそもの理由は、アクリル板が、1mm、2mm、3mm、5mmなどの厚みのものしか入手できない事にあります。 b0174191_2125485.jpg左は今回のケースに使う構造で、側面の部材だけ厚みを持たせて、中をくりぬきにするつもりです。 しかし、今回は側面の厚みが予想以上に厚くなりました。 削って作ったレリーズボタンの高さと回路基板の厚さから、表裏面間の幅が7mmとなったのですが、この幅に適した側面用のアクリル板は張り合わせて作るしかありません。 またケース全体の厚さが11mmとなり、もっと薄く出来ないものかと考えずにはおれませんでた。
それでレリーズボタンの軸を更に削り、その固定用ナットも2mm厚を1.6mmまで削りました。 下は、最終的な厚みの構成です。
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苦労したのに薄く出来たのは1mmだけです。 表裏面に1.5mmアクリルを使えば更に1mm、メタル板を使えば更に1.5mm薄く出来るでしょうが、今はこれで良しとしました。
側面用の素材には3mmアクリルを2枚張合わせから切出します。 バネを台座に固定するのに超低頭ネジを使い、表面にネジ頭を出さない様にします。 台座(水色)は裏面材に接着し、基板は両面テープで裏面材に軸位置に合わせて貼り付ける方針です。



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①カッターを使って、裏打ちしたアクリル板からバネ板を剥がしています。 右はバネの台座。
②台座にバネを超低頭ネジで仮固定した状態。 バネの根元の両外側を台座に合わせて折っています。
③スイッチ軸を正確に合わせた位置に、基板を両面テープで固定。
④基板から出るコードの処理の様子です。 コードはバネ台座の横を通しています。 ゴムブッシュを透明なアクリル材とネジを通したパイプで挟んで固定しています。 透明なアクリル材は側面材の一部をなしていて、裏面材に既に接着しています。 垂直に突き出たネジは仮のものですが、ケースの表裏面を固定するネジになります。

おおまかに整形された側面材が出来て、本体に嵌めてみたところです。
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ぐるりと周囲を周る形ですが、こちらは表面材の方に接着します。



一方で、リモコンのコードを本体に繋ぐジャックを作りました。 純正のリモコンの修理パーツとして入手したものですが、予想の通りコードは3芯で、内の2芯が1極、1芯が他の1極に配線され、ジャック先の2極には配線なしの状態でした。 コード材も4芯のモノを用意して、ジャックを作り直すしかありません。
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⑤ジャックのカバーを脱がせると、樹脂で固めたジャック尾部が出て来ました。
⑥全ての極に配線しなければなりません。 全極のハンダ付け可能な部分が出て来るまで、樹脂固めの部分を少しずつ削りました。 後の強度上で樹脂部分は多く残したいのですが、結局これだけしか残りませんでした。
⑦熱を逃がせる様に配慮しながらハンダ付けを完了。 さっと付けるのが至上命題で綺麗になんて言ってられません。 コードは1線4芯の柔らかいものを探したのですが、ヘッドホーンの1線は3芯が殆どらしく、4芯と確認できるものがありません。 量販店で探しても、確かに4芯と言えるのは2線4芯のヘッドホーン用だけ。 結局、手持ちのジャンクパーツから、携帯用ハンズフリーマイクの2線4芯のを使いました。
最後は、エポキシ接着剤をカバー内に充填しておき、完成した配線を押し込んで固化させました。 元の樹脂固めほどの強度があるかは判りませんが、一応使えそうです。



基板上の配線を少し迂回させ、スイッチボタンの間に表裏面の固定ネジを一本通しました。 このネジを長くとり指フックの固定に使っています。
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指フックは台所用品の吸盤付きホース固定材を加工したものです。 材質が柔らかくて指フックにぴったりです。 10mmの厚さは困る程ではなく、指につけた重さも良い感じです。 ひとさし指か中指でも使用できます。 ちょっと苦労しましたが、なんとか完成にこぎつけました。


  この Panasonic DMC-G1 の改造記事は(1)~(10)まであります。
  以下にリンクをまとめましたのでご参考に。
     Panasonic DMC-G1 解体新書 (1) 背部筐体の開放手順
     Panasonic DMC-G1 解体新書 (2) スイッチ基板の回路解析
     Panasonic DMC-G1 解体新書 (3) スイッチ基板のフレキの改造
     Panasonic DMC-G1 解体新書 (4) 2段動作スイッチ実装時の動作シュミレーション
     Panasonic DMC-G1 解体新書 (5) 「単動作スイッチ+電子回路」方式の考察
     Panasonic DMC-G1 解体新書 (6) 上部/前部筐体の開放手順
     Panasonic DMC-G1 解体新書 (7) リモコンジャック基板の改造
     Panasonic DMC-G1 解体新書 (8) 専用リモコンの回路
     Panasonic DMC-G1 解体新書 (9) 専用リモコンの押しボタンの製作
     Panasonic DMC-G1 解体新書 (10) リモコン筐体とジャック部の製作


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by Ataron | 2011-06-05 01:57 | 撮影機材/技術 | Trackback | Comments(0)
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