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Panasonic DMC-G3 解体新書 (6)

2012年 01月 22日
一日置いて、ちょっとした失敗に気付きました。 最初のテスト段階でB点の傍でパターンカットしたので、改造配線の場所が「iA」スイッチからとなってしまったのですが、実はもっと良い改造の仕方があったのです。これは、後から言えることですが...

「iA(オートインテリジェント)機能」を全く使えなくするので、こんな改造をする方は希れかもしれませんが、ベストな配線方法だと思われるので以下に改めて纏めておきます。 説明不足の部分があれば、以前の経過を参照ください。



〔後ダイアルプッシュ機能を「iA」スイッチでも可能とする改造〕
  (注)後ダイアルのプッシュが重たいことを回避する目的で、「iA」スイッチを利用します。
  (注)オートインテリジェント機能は他に起動手段がなく、全く使えなくなります。

下は解体新書 (5)の「上部基板表面の部分拡大①」で、10kΩがある周辺です。 改造はここの場所だけで完了します。
Panasonic DMC-G3 解体新書 (6)_b0174191_1113565.jpg

上図①は本来の状態です。
●A点から可視のパターンが10kΩ抵抗の端子に伸び、端子を経由して上方へ更にパターンが上がっています。これは、最後に基板全体のフレキに繋がります。
●A点からは、「iA」スイッチのB点に繋がる不可視のパターンが潜っています。
●10kΩ抵抗の上側の端子からのパターンはすぐに潜り、基板裏面のパターンで小フレキコネクタを経由して「RP」スイッチへ繋がっています。

上図②は、改造の方法です。
●A点直上の短いパターンを切断します。(c---c 間)
●図示のとおり、A点と抵抗右上のポイント間を被覆ジャンパーで繋ぎます。

下は、この改造を回路図にしたものです。
Panasonic DMC-G3 解体新書 (6)_b0174191_11245589.jpg


ハンダ付けし易いポイントが使え、ジャンパー距離も短くて済みますから難易度が低い最良の方法と思います。


  この Panasonic DMC-G3 の改造記事は(1)~(8)まであります。
  以下にリンクをまとめましたのでご参考に。
     Panasonic DMC-G3 解体新書 (1) 背部筐体の開放手順
     Panasonic DMC-G3 解体新書 (2) 上部筐体の開放手順
     Panasonic DMC-G3 解体新書 (3) 上部スイッチ基板の取外し
     Panasonic DMC-G3 解体新書 (4) 上部スイッチ基板の配線解析
     Panasonic DMC-G3 解体新書 (5) 上部スイッチ基板の改造
     Panasonic DMC-G3 解体新書 (6) 上部スイッチ基板の改造(最良案)
     Panasonic DMC-G3 解体新書 (7) 主基板の取外しとリモコンジャック部の改造
     Panasonic DMC-G3 解体新書 (8) 専用リモコンとiAスイッチ


by Ataron | 2012-01-22 11:34 | 撮影機材/技術 | Trackback | Comments(0)
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