もう寒くなっている。 夏以来の服装から一足飛びに冬向きにして出かける。
人の心は寒くなると哲学的な憂鬱に落ち込もうとする。 少年の頃、つたない知恵と大きな夢とを抱えて街に出て行った。 きっと何かに出会うという予感とバックのカメラ。 冬の始まりには、ストリートの風や雑踏の音にさえ少しドキドキした。 今とどこが違うのだろう...などとぶつぶつ考えていた。
いつものスタートに降りるとヒヨッチが鳴き交わしていた。 今日は7Dが初めてのエンコ。 電源が入らないのでバッテリーを抜いてコールドスタート。 迷ったのかねとヒヨッチが見ている。
いつもの水場に行くと落ち着いたカラス君がいた。
このなんとも、もの問いたげな表情が出来るのはすごいことだ。
ははっ、でも食べ物にいいかげんではおれない。
にゃんこが餌をもらっていたら要チェックだ。
空中格闘が出来る大きな翼。 どう、ワイルドだろう。
夕日が落ちて行く時間だ。
もう帰ろうと思ってスタートまで戻って来ると、黄セキレイさんが思ってもいない枝で待っていた。
不思議なことって時々ある。 またおいでよねという意味なのか。
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野鳥撮影は EOS7D + Canon EF400mm F5.6L USM 、画像はクリックで拡大表示します。