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アオサギとアヒル

2010年 02月 22日
水辺の鳥は大柄で動きが緩慢なのが多く、全体のバランスが好きではないから、撮影したいと余り思わなかった。 しかし、ジャック・ぺランによる映画「Wataridori」を見て以来、その考えはだいぶ変った。 やはり飛ぶ時の姿を見れば、地上ではよたよたとした彼らの印象は一変し、えも言われない感動を感じてしまうのである。 それに、余り人を恐れないから、こちらは落ち着いて接することが出来る相手だ。

地方都市の街中の池によくある様に、アヒルをはじめ数種の水鳥がいた。 アヒルというのはマガモを家畜化したものだそうだが、ネコよりおっとりしているしヒョウキンな性格に思えて仕方ない。 カモ系って、顔立ちもいかにも愛嬌がある。

最初に目にとまったのはアオサギで、木の側でじっと餌が近づいて来るのを待っていた。 同じ姿勢で動かないので、剥製かと思ってしまうくらいだ。
アオサギとアヒル_b0174191_13531883.jpg
そんな所に、つつっとアヒルが寄って来て、ひとりで餌をあさり出した。
アヒル君の食事スタイルは、逆立ちして上半身を水中に入れ、水底の水草を食べるというもの。決して潜ってしまうことはなく、水面にはお尻を垂直に出して、しばらくもぞもぞやっては元の姿勢に戻る。
アオサギとアヒル_b0174191_1473422.jpg
せっかく気配を殺している時に、側に来られて全くお構いなしのこの逆立ちをひつこく繰り返されるのだが、アオサギ君は動かない。意に介さないか、いまさら動けないのだろうか^^; アオサギ君は迷惑だが内心悪い気もしていない様に思えるのだが。

野鳥達の異種間の関係は興味深いが、アヒル君はきっとお友達が欲しいのだね。
# by Ataron | 2010-02-22 14:30 | 鳥さんの写真 | Trackback | Comments(0)