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有機センサー受光素子の開発が進んでいるらしい

2018年 02月 17日

パナソニックの有機センサー開発


数日前にネットの紹介記事を読んで印象的だったので、元の資料を読んでみました。 資料は以下のリンクにあるので、興味のある方は読んでみて下さい。



この記事の有機センサーに限らず、薄膜有機センサーの特徴は「光電変換部」と「電荷蓄積部」を分離して構成出来ることでしょう。 これによって受光素子の光と無関係な背部に、電荷を処理する広い回路部を設ける事が出来る様です。

上記のページの受光素子の構成図はえらく粗いので、ちょっと清書してみました。

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そして、この自由になった回路部の工夫で、従来のC-MOSセンサーでは不可能だった多くの事が可能になり、各社は各様にその開発を進めている様です。

パナの説明では、上図の「ITO電極」にかける電圧を制御する事で「グローバルシャッター」「無段階NDフィルター機能」「高感度モード・高飽和モードの切替」が可能だそうです。 また、高解像度で高速な画素ノイズを抑制する「画素内-容量結合型ノイズキャンセル技術」など、8Kに都合の良い機能も盛り込んでいる様です。

まあ、良い事づくめな話ですが、今すぐこのセンサーのカメラが発売されるかと言えば、それは未だ先でしょう。 有機薄膜センサーの発色や実用感度などが、現在のセンサーの実力を越えて、その生産の歩留まりで、コストが見合う物になるには、少し時間が必要でしょうから。



有機センサーを競うメーカー


「有機センサー」で検索すると、積極的にセンサー開発が進められている様子が感じられます。 やはりソニーはそのトップですが、今後はこの実用化が煮詰められるのではと思えます。「有機センサー」が出来るぞという話は昔からありましたが、このバナの話もかなり現実味を帯びて来ている様で、私達がそんなカメラを手にする事は、そう遠くなさそうに感じます。

例えば、この数年で一般化した有機ELのファインダーは、その発色でもはや後戻り出来ない価値を感じさせます。 それでは、有機センサーが可能にする「写真の高ダイナミックレンジ」などは、私達が実際に手にした時に「後戻り出来ない」と感じるでしょうか? いや、そういう物であって欲しいとは思うのですが。



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# by Ataron | 2018-02-17 21:06 | 撮影機材/技術 | Comments(0)